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もうすぐ日本橋三越本店での人生初の個展!

もうすぐ人生初の個展が始まります。
もう51歳で25年以上プロのガラス工芸作家として活動してきましたので、遅すぎる初の個展かとは思いますが、今までは両親(石田亘、征希)と3人のグループ展が多かったので仕方ないかも知れません。
私のしている技法が鋳込み硝子(パートドヴェール)と言う特殊な技術がいる技法なので仕方が無かった為もあります。
簡単に言うととても手間がかかりますし、また技法も伝承されてこなかった為に、長年の経験があっても失敗率がとても高いのです。

この技法は紀元前にルーツを持ち、その後、吹きガラスの発明した後に消滅してしまった技法で、19世紀末のアール・ヌーヴォーの時期に再発見された技法です。しかしその時もそれぞれの作家が制作方法を秘密にしたため消滅してしまった技法なのです。
そのような技術なのですがその技法で、日本の工芸を作ってみたいと、若い頃に思い、その後長年にわたりチャレンジしてきました。

そうして27才の時から日本伝統工芸展と言う日本最大の工芸の公募展に出品する事になります。そうして落選や入選を重ねて34才の時に日本工芸会総裁賞を受賞する事になります。
その後も日本伝統工芸展に出品を重ねながら、高島屋の美術画廊や銀座の和光ホールにて、両親と共に3人展をさせて頂いて現在に至ります。

筥「山河あり」18✖️13✖️9.5cm

石田知史 鋳込み硝子の世界
ー紫綬褒章受章記念ー

2023年9月6日(水)〜11日(月)
日本橋三越本店本館6階美術特選画廊

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