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「帰る」と言える居場所が欲しい
ここ最近「実家」というホームがあるものの、自分の居場所、というか拠点みたいなものを持てていない。
そもそも一つの場所にとどまれない性質の私は、自分の家は持たなくてもいいと思っていた。転々と移動する生活が理想とさえ思っていた。
そんな感じでここ数年はずっと旅暮らしか借り暮らし。
そんな生活をしてみて、理想と現実はやっぱり違うのだった。
旅は大好きだ。私のライフワークだと言ってもいい。
でもいざ世界一周の旅に出て、ずっと旅する暮らしは私の求めているものではないことを知った。
そんな旅を終えて帰る場所は実家。
もちろん、自分が家を持たずともそうやって帰れる場所があるのはすごくありがたいことだなぁと思う。帰った時の安心感もハンパない。
ただ、どうしても”自分の居場所”ではないのだ。
「帰る」というより「戻る」っていう表現がしっくりくる。
一旦実家に戻る。そんな感じ。
去年就職して半年以上住んでいた島根ですら、どうも自分の居場所と言い切れる感覚がなかった。
こちらも「帰る」というより「戻る」場所。
あれ?この「帰る」と「戻る」ってそもそもどう違うんだろうと気になって最近仲良しのchatGPTに尋ねてみた。
「帰る」と「戻る」はどちらも似たような意味を持つ動詞ですが、それぞれニュアンスや使い方が異なります。
1. 帰る
意味: 自分の家や故郷、または普段いる場所に戻ることを指します。
ポイント: 「帰る」は主に自分の拠点や所属する場所に戻る場合に使います。
例文:学校が終わったら家に帰る。
長い旅の後、故郷に帰った。
今日は早く仕事から帰ろう。
2. 戻る
意味: 元の場所や状態に再び行くこと、あるいは再びその状態になることを指します。
ポイント: 「戻る」は場所や状態が元に戻る場合に使われ、必ずしも自分の家や所属する場所に限りません。
例文:忘れ物をしたので教室に戻った。
海外での仕事を終え、日本に戻ってきた。
健康な状態に戻りたい。
主な違いは対象となる場所
「帰る」は自分の拠点や家に使う。
「戻る」はどんな場所でも使える。
感情やニュアンス
「帰る」には、親しみや安心感が伴うことが多い(家族や故郷に対する気持ちなど)。
「戻る」には、具体的な動作や目的が強調される。
日常会話での違い
「帰る」は普段の生活や帰宅の場面で使われることが多い。
「戻る」は行動や一時的な移動に関する文脈でよく使われる。
なるほど、私の感覚をうまく説明してくれた。
「帰る」は主に自分の拠点や所属する場所に戻る場合に使います。
そう、今の私にはこの「自分の拠点や所属する場所」がない。
そして今私はこの自分の拠点となる場所をモーレツに欲しているのだ。
もちろん、これからも旅して暮らしてはいきたい。
旅が暮らしの中心にあってもいいとも思う。
でも、その旅を終えた時に、「帰る」と言える居場所が欲しい。
自分の本来の暮らしがある、拠点となる場所が。
今年はそんな「帰る」場所を見つける。
自分の居場所を作るのだ!!