脳がバグる茅ヶ崎
茅ヶ崎に移住して丸6年が経つ。
都内に住んでいる時から、ほんのたまにサーフィンをしていた。
茅ヶ崎に住んでからは、少しでも時間が空けばサーフィンをしている。
上手いかどうかでいえば下手であるが、そんな事はどうでも良い。
海に入って、たまに波に乗れれば大満足している。
極論ではあるが海に浸かっているだけで良いのかもしれない。
海に浸かって富士山を見ている。
もう、ほとんど銭湯である。
サーフボードの代わりに風呂桶、ワックスの代わりに石鹸を持って、ウエットスーツを折り畳んで頭の上に乗っけていても僕的には全く問題はない。
浸かって富士山が見れればそれで良いのだ。
ウエットスーツを折り畳み頭に乗せて海に浸かっていても、茅ヶ崎には許される雰囲気がある。
許される雰囲気があるだけで、許されるかはやってみないと分からないが、恐らく誰も何も言わない。
皆んな富士山と烏帽子岩と江ノ島が見えればそれで良いのだ。
そんな茅ヶ崎の海に浸かるたびに毎回思う事がある。
湘南の海は比較的温暖で、ウエットスーツさえ着ていれば1月、2月以外は温かい。
そういう海に浸かっていてどう思うか。
「これ、夏やん。」
3月から12月まで、10ヶ月間は夏やん。
例えで言っているのでは無く、本当に脳がバグるのだ。
その証拠に3月から12月までは皆んなビーサンを履いている。
そして1月と2月は皆んなムートンブーツを履く。
差がエグい。
急に冬。急に冬支度。
間無いんかい。
しかしこれは中間が無くて潔いとも感じれる。
11月、12月に都内でビーサンを履いて、少し恥ずかしそうにしている人は恐らく茅ヶ崎からやって来ている。
1月、2月に都内でビーサンを履いて、堂々としている人は恐らく都内の変な人だと思う。
3月、4月に桜が咲き始めても、茅ヶ崎ではほとんど誰も花見をしない。
花見が出来そうな気候の日は、間違いなく海辺でBBQしているし、僕は海に浸かってこう思っている。
「夏やなあ。」
続きはまた今度。