想いは行動に。
緊急時代宣言が解除されて一ヶ月。今週末はどうお過ごしですか?
「久しぶりに友達とみんなで集まって飲み会」ですか。悪くはないでしょう。僕も今夜は飲みに行きます。
でもね、ちょっと考えてみてください。
ほんのちょっと前、SNSでは拍手を送り、空には戦闘機を飛ばし、医療従事者に感謝しようとしていましたよね? あの気持ちはどこへ?
これに限らず、のど元過ぎればなんとかで、人は『今の状況を当たり前』と感じる生き物のようです。
そこで、僕からの提案ですが。
動けるようになった今こそ、ちょっとだけ社会貢献に目を向けて見ませんか?(給付金もございますよね 笑)
これまで僕が経験してきた活動を簡単にご紹介いたします。大袈裟に考えなくとも、すぐに簡単にできることも案外たくさんありますよ。
「ああ、こういうものもあるんだな」と頭の片隅にでも置いておいていただければうれしいです。
社会貢献の考え方
「僕は誰からも愛されない」「私を必要としてくれる人なんていない」とお嘆きの方、多いと思います。みんな愛をもらおうとしています。
でもちょっと逆に考えて・・・
愛は欲しがるものじゃなく、与えるものだとしたら。
年収、職業、年齢、それらに全く関係なく、心の中に愛は持っています。
それを誰かに与えても、心の中の愛はゼロにはなりません。
あなたの愛を欲しがってる人はたくさんいます。寂しいな、と感じたら。愛を与える側に回ってみるのもいいかもしれませんよ。
献血
王道ですね。一切お金かかりません。
さらにけっこう精密な血液データがもらえます。この記録を持っておくと自分の健康状態の変化がわかるので便利ですよ。
何回やったか忘れましたが、記念品をもらえました。僕の時はネクタイピンでしたけど、今はなぜか『ガラスのおちょこ』みたいです。
会場によってはジョアとパンくらいもらえる可能性もあるのでぜひ。
骨髄バンク
池江選手が白血病になった時、みんな支援しようとしてましたよね?あの時の気持ち、忘れてませんよね?
本田美奈子さんの死と『半落ち』という映画の影響で僕が骨髄バンクに登録して15年くらいになります。そして過去に一度だけドナーになったことがあります。
VIP待遇ですよ。ドナーのカラダは大切なので、まあ優しくしてくれます。丁寧に健康診断はしてくれるわ、病室は綺麗だわ、ナースはカワイイわ(笑)
終わったのち、先方からお手紙がもらえます。
「命の火種をいただきました。ありがとうございます」と書いてありました。
あ、あと厚生労働大臣から感謝状が贈られてきます。
「痛そう」という人いますけど、今の医学をなめちゃいけない。
大丈夫。 現代には麻酔がある! 思い切ってどうぞ!(笑)
国境なき医師団
2019年、コンゴのエボラウィルス対策チームが撤退しそうになったニュースをご覧になった方、いらっしゃいますか?
僕はその時に「エボラウィルスの封じ込めに今、人類の英知が試されてる」と寄付をしたのですが・・・
当時、僕のSNSのフォロワー5000人いたんですけどね。誰一人、興味を持ってくれませんでした(笑)
僕がもし医師免許を持っていたとしても、僕にはコンゴに行く勇気はありません。僕にできないことをやってくれる人たちに、僕ができることは寄付くらいしかありません。
ちなみに国境なき医師団への寄付は、確定申告を行うことで税金が還付されます。所得控除と税額控除から、いずれか有利な方を選択することができます。
面倒? ふるさと納税の返戻品を見定めるのにはあんなに頑張ってるのに?(笑)
ケニアの医療支援
チャイルドドクターという団体を通じて、僕はケニアのある子供の支援をしています。
僕が担当するチャイルドはジュリアス。現在12歳ですが、彼が5歳のころから毎月1,000円の支援を続けています。たまに手紙と写真が送られてくるのがこのシステムのうれしいところです。(黒塗りの所に僕の名前が書いてあります)
『またあなたにお手紙を書くことができてうれしいです。
僕はお世話係の人たちと僕の家族と家にいます。
数週間前、学期末テストを受けて、いい成績をとれました!
僕の8月の休みはとても楽しく、9月はじめに学校へ戻ります。
先生にどんな休みだったか話す予定です。。
ドクターさんはサッカーの試合は好きですか?』
ジュリアスより
単純にかわいくないですか?(笑)
でも。ジュリアスは産まれた時からHIVウィルスに感染しています。母子感染でした。
「自分の努力で今の地位を築いてきた」とおっしゃるそこのあなた!
いやいや、自分が日本に産まれた運をお忘れでは?
炊き出し(フードバンク)
毎週土曜日、上野の動物園の前で、ホームレス向けの炊き出しを行っているセカンドハーベストという団体があります。
雨が降ろうが、雪が降ろうが、絶対に決行します。なぜなら「自分達が行かなければ命を落とす人がいるかもしれない」から。
ここには企業から賞味期限切れ直前の食糧が大量に送られてきています。
フードロス問題を実感することができます。
あと、ホームレスの方をお会いして、手や足が不自由な人が多いんだなと、感じました。うまく行ってた生活がケガで一転したのかもしれません。
つくづく健康が基本だなと思いましたね。
炊き出しには5回くらい参加しました。
女子大生と並んでお皿洗いました。終わった後にはみんなでお菓子をつまみながら雑談して楽しかったです。もっと通ったらもっと仲良くなれた自信があります(笑)
もちろん参加費ゼロ。予約が必要です。
災害地ボランティア
東北のボランティアには10回くらい、去年は千葉県茂原市の台風被害のボランティアに参加してきました。
筋力も体力もいりません。ガラスの破片を拾う、なんていう作業もありました。だいたい活動は、午前2時間、午後2時間~3時間くらいなので疲れることもほぼありません。
でもね。案外、こうしたボランティアには女性が多いんです。そして現場では若くて元気な男性は頼られます。かっこいいです。
筋肉があって優しい心を持つそこの君!現地でモテモテになってみないか?
ボランティアに来ている時点でお互いの価値観が一致しているわけですから話は早く、実際にそこで出会って結婚したカップルもいるそうですよ。
アホな出会い系サイトに登録するより、さあ、ボランティアだ!(笑)
児童養護施設ボランティア
現在、日本の児童養護施設は、全国に約590施設あり、2歳から18歳の子どもたち約30,000人が生活しています。現実的に親が亡くなっているケースは少なく、入所理由のトップは親からの虐待です。
一度だけですが、ブリッジフォースマイルという団体が主催するイベントに参加したことがあります。
親が子供を愛するのは当たり前、子供が親に愛されるのは当たり前、とお考えの方がほとんどだと思いますが、現場を見ると現実を突きつけられます。
彼らは18歳になると施設を出ることになります。
18歳で自分一人でアパートの契約をして、公共料金の手続きをして、仕事を見つけ、家事をしなければなりません。
厳しいです。大人の支援が必要です。
こちらの寄付も控除がうけられますので、ご興味のある方はぜひ。
声かけ
さて、一番身近な社会貢献活動は声かけだと僕は思っています。
一度、駅で不審な動きをしているおばあちゃんを見かけました。冬なのにあきらかに薄着。「おばあちゃん、家に帰るの?家まで送って行くよ」と声をかけました。
一緒に歩くこと一時間。家の場所がわからない。認知症を患っていらっしゃいました。近くのコンビニに入り、店員さんにお願いして椅子を出してもらい、「おばあちゃん、ちょっとバックの中身見るよ」と見てみると若いころの写真とかいろんな物が。電話番号が書いてある紙を見つけて電話するとご家族のようでした。何kmも歩いて来ていたようです。
到着したご家族は恥ずかしかったのか僕にお礼も言わずに車におばあちゃんを乗せて帰って行きましたが・・・
車の車輪が側溝にはまってしまい困っている人に「手伝います」と声をかけたこともあります。
その時に僕は食事に行こうと女性と二人で歩いていたのですが「俺、これ手伝ってから行くから」と女性には先にお店に行ってもらいました。
10分ほどして「ごめん、待たせちゃって」と店に着くと「ううん。全然。すごくかっこよかった」と女性の目はハートになってました。その後彼女と付き合うことになりました(笑)
こういう女性増えて欲しいなー(願望w)
まとめ
社会家貢献という言葉にお堅い印象があるのだと思いますが、そんな難しく考えず、簡単にできることを楽しめばいいんだと思っています。
眉間にしわをよせて真剣に取り組む、なんて感じじゃなくて、社会貢献のような大きな問題は、
楽しく、クールで、セクシーに取り組むべきだと僕は思います(笑)
想いは行動に。
ご興味がありましたらいつか、ぜひ。
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