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Mrs.GREEN APPLEの「孤独」に沼る     

 7月、見事にゼンジンライブに参加することができ、ますますミセスにはまる毎日。飽きもせずに彼らの曲を聞きつづけているのは、聞くたびにささる言葉が発見できるから。大森さんの描く「孤独」な世界を少しだけ。

「ライラック」
影が痛い
価値なんかない
僕だけが独りのような
夜が嫌い
君が嫌い
優しくなれない僕です
光が痛い
希望なんか嫌い
僕だけが置いてけぼりのような
夜が嫌い
独りが怖い我がままが拗れた美徳

「They are」
今日もただ
独りで寂しいと
君の前で思ってしまう
あなたのその優しい愛は
僕には美しすぎるんだ

「日々と君」
また今日も変われずに
泣きそうになる私が居ます
誰のせいとかではないよ
私のせいよ

「フロリジナル」
ひとりがこわいのはみんな一緒
どっからか香る救いの
共通項を探してみるの
誰かの為に明日が来るなら
そいつが嫌い


彼の紡ぐどの言葉も好きだ。
私も夜には優しくなれない。他人に対する妬みや嫉みや羨み、そして自己嫌悪でいっぱいだ。そんな自分に見て見ぬふりをして、朝を迎える。そんな気持ちをうまく代弁してくれる。
「they are」を車の運転をしながら聞いていて、ブレーキを踏みそうになるくらい驚いた。
そうか、誰かと一緒にいるのに自分だけが孤独だと感じる、ずっと心の中にあるあの時のあの感情は、こんな風に表現されるんだ、そしてそれは自分だけではなかった。

一人でいると、大きな闇に包まれるような気持ちになることがある。
得体の知れない恐怖。
けれど、大森元貴の孤独の世界に出会って救われた気持ち。
たくさんの人に賞賛され、地位もお金も手に入れているだろうに、未だ満たされない心から生み出される彼の言葉の数々に、私は今日も痺れる。
彼に幸せになってほしいと願う反面、いつまでも孤独でいてほしい自分もいる。

今日は彼の誕生日。
また素敵な歌が生み出されていてほしい。


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