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コミックマーケット104: 1日目にいってきました
◾️序
昨日はそういうわけでコミケことコミックマーケット104へ行ってまいりました。
コミックマーケット略してコミケ、なんですが、今朝、とあるテレビ番組で「コミケ」のイントネーションがちょっとアレだったのが気になりました。
わたしどもはイントネーションは「コ・ミケ」にちかい。
まず「コ・ミケ」とゆっくり言っていただき、「・」を外して一気にコミケと言ってください。この抑揚です。
しかしテレビ番組中では「コミ・ケ」だったので、「ちょっと違うな…」と。
まあ細かいことなんでどうでもいいですが(笑)
今回のコミケ、昨年12月のコミケに引き続き、なおいっそう「通常」の——つまりはCOVID-19 のパンデミック「以前」の状況に近づいてきたと感じられました。
諸事規制も解除された結果ではあるのですが、その一方で、現在はまた「第11波」と言われるように感染者はまた激増している時期でもあります。
わたし自身は1週間ほど前に、熱中症一歩手前の「熱疲労」でぶっ倒れたところだったので、まあいろいろ個人的には心配不安もありつつの参加でした。
◾️朝も早よから
朝起きて、自分の身支度だけして出掛けられればいいんですが、そうもいかない。
朝ごはん作ったり洗濯したりは最低限なので午前4時起きです。
眠い。
睡眠時間の不足も疲労、ひいては熱中症の原因になるので、これは正直、結構な負担ですね。
それでも夏はねえ。日の出はまだでも空に明るさが見えているからいいんですよ。ちょっとすればすぐに太陽も出てくるから朝の気分になる。
12月はそうはいかない。
まさにとっぷりと暮れた夜のままだし、自宅を出る時間だってまだ空が白んですらいない。
星あかり、月明かりの中家を出るのって、なんともいえない気分ですよね(笑)
サークル参加で荷物が多いとまさに、夜逃げでもするかのよう(笑)
暑いのは困るけど、とはいえ、やはり日の光がある、明るさがあるっていいなあと思いながら出掛けました。
今回は暑さ対策で
通気性のよい下着、服装
しかし冷房よけのショールと上着は持参
タオルとハンカチは複数枚
ポカリスエット 500ml
ウォーターボトルにミネラルウォーターを約1リットル
保冷バッグにネッククーラー
何かのときにカロリーと栄養を摂るためにカロリーメイト・ブロック
日焼け止め
そしてこれにマスクも持つ。
という準備で臨みました。
しかし今回の特殊事情はなんと言っても「巨大地震・注意」でしたねー。
8月8日の午後4時43分頃、宮崎県南部で震度6弱の地震。
南海トラフ地震に関して専門家が招集されて検討の結果、「注意」となりました。
3連休を目前になんというタイミング💧
東海道新幹線も一部区間で速度を落としての運行のため、やはり11日の新幹線も朝から遅れました。
5分〜10分遅れなので大きな影響はありませんが。
ちなみに。
わたしどもは「こだま」の自由席で参りましたが、けっこう空いていました。
COVID-19 を警戒する身としては助かりました。
たぶん指定席の方が混み合っていたんじゃないかな。
◾️館内のようす、あれこれ
それがために参加サークル数も抑制されているとはわかっているけど、パンデミック以来、ありがたいなと思うのが机の配置。
以前は、一つの〝島〟は、長い長方形に机が配置され、長辺と短辺がぶつかった角以外には、人が通れるようなスキマはありませんでした。
が、感染症厳重警戒の中、開催されたコミケ以後、島ごとどころか、机ひとつごとに大きく離されて設置されました。もちろんこれはソーシャルディスタンスを維持するための措置。
その後、規制が緩和されるごとに机同士の間隔が狭くなり、今回はだいぶ狭くなって人が一人通れる程度。
こうやって空間を作るぶんだけ、設置できる机の数=サークルの参加数は減ってしまうわけですから、以前のようにギッチギチに詰めて設置することが最終目標といえますが。
とはいえ、買い物に行ったり、水食料を求めて出掛けたり、トイレに行ったりで席を立つときは、やはり机の間が広めに開いていると助かりますねえ。
今回はその間隔もいよいよ狭くなったことに感慨を覚えました。
サークルスペースは1箇所につきパイプ椅子が2脚用意されているのがコミケでの標準スタイルでしたが、パンデミック以後は1脚になっています。
とはいえ、サークルに一人しかいないというのも不都合が多いもので、家族や友人による「売り子」がいるのが通常です。その場合は椅子1脚ではもちろん足りない。
なので、希望者には有料で追加の椅子(1脚500円)が貸し出されます。
これがなかなかの争奪戦なんですよねえ。
わたしも今回、1脚借りに行きましたが、午前8時50分の時点で「あと5脚」でした。
本当にギリギリでした。
前回はわたしも借りることができず、1日なかなか不便&足が痛い思いをしたので、今回は念のため、ダイソーさんの折りたたみ椅子(200円)を持っていきました。
追加椅子を借りることができたので、折りたたみ椅子は荷物置きにいたしました。
この辺の事情については、まだパンデミック規制の名残は強めですね。
しかし、人の数はかなり平常に近づきましたね。
わたしどもが会場入りしたときにはすでに、館内には待機列が。
どこのサークルさん目当ての行列かはわかりませんでしたが、久しぶりに見る気がするなあこの光景。と思わずしみじみ。
サークル入場は午前9時半まで。開場は午前10時半ということで、これもまだ、以前の状態には戻っていません。
とはいえこの30分の違いは大きいですね。
田舎から新幹線で出て行く身としては、30分の余裕があるのはほんと助かります。
このへんは今後どこまで以前の状態に戻るでしょうか。
◾️暑い!!!
去年の夏コミも暑かったけれど、今年は自分の体調に不安があるのでかなり気をつけました。
今年、町内会の役員なので、屋外イベントに駆り出され、その日はなんとか無事に過ごしたけど翌日の午後から気持ち悪くなり、熱疲労というものでひっくり返ってから、ギリ、1週間。
だいぶ回復したとはいえ全快とも思えなかったので、いくら館内にいられるサークル参加(の手伝い)とはいえ、この暑さはどうなのかと相当に不安でした。
気持ち悪くなったら友人を見捨てて帰るしかないと思っていましたが、なんとか持ってくれてよかったです。
今回は西ホールへのお出かけはあきらめて、東ホール内でウロウロと。
幸い、お目当てのサークルさんは全て、東1〜6内だったので屋外へ出る必要もなくて、ラッキーでした。
午前中は、まだ人もさほどではないので歩きやすい。
お昼以後はトイレ以外は出歩くまいと思って午前中にあれこれ見て歩きました。
しかしそれでも、お昼頃かな、車椅子で運ばれてる人がいらっしゃいまして。
「車椅子が通りま——す!」
と叫んで声を枯らすスタッフさんには本当に頭が下がります。
わたしも経験しましたが「気持ち悪くなったら帰る」というの、かなりむずかしいんですよね実は。
暑い暑いといいつつもフツーでいたつもりなのに、いきなり、気分が悪くなる。
実際には気持ち悪くなる前に異状は起きているのでしょうが、なんせ、暑いのと汗をかいているのはずっとのことなので、どの時点でどの異状なのかは自覚しにくい。
気分が悪くなったときにはもう動けない——となってしまうのは、正直、本人の努力自覚だけではどうにもならない部分があります。
大変だなあと思いつつ見送っていたのですが、友人は、5、6人が一気に、列をなして車椅子で運ばれるのを目撃したそうで。
もしかして夏コミの開催、もう無理なんでは? と思いました(泣)
また、今回はCOVID-19 の第11波の最中ということで。
わたしも、人混みに紛れるときは、暑い中でしたがマスク着用してました……。
正直、こういう判断は本人の気持ちの問題が大きいので、まあ、大目に見てやってください。
同居老母はハイリスク者ですから、本当は、コミケに行くことも控えるべきかというところ。
それを思うとマスクを着けるくらいは、という気持ちでした。
◾️インバウンド
多かったですねえ。
パンデミック前よりも外国の方は多いんじゃないかと思いました。
プレスも多いなと思ったけど、それも、テレビ新聞などのプレスじゃなくて、YouTubeなどをプラットフォームにしているメディア、プレスなのかなというのをお見かけしたのも、今回の特徴と申せましょうか。
英語はもちろん様々な言語が聞こえてくる館内。
思ったのは、
「現地人の我々でも死にかけるというのに、日本の夏よりは気候に恵まれた地域から来て、大丈夫なんですかこの暑さ(と湿気)……」
身体が順応していないぶん、大変なのではないか? と思うのですが——何か、やり過ごすコツのようなものがあるのでしょうか。
もしあるならご教示いただきたい。(ジモティの名折れ😅)
◾️コミケ飯
お昼ごはんは前回に続き、ケバブ屋さんが来てくれていたので行ってきました。
非常食として持っていったカロリーメイトブロックはカバンから出さずに済みました笑
たぶん、パンデミック以前よりはケータリングはまだ少ないと思うけれど——でも、来てくださってありがとうという気持ちです。
わたしもビッグサイトに通って長いけど、館内のレストランとか利用したことは数えるくらいしかありません。
以前は館内にもお店、あったんだけどな……。
あるいはこれは、ビッグサイト側の問題かもしれませんが。
ただ、「食」の場面においても、以前の状況に戻りつつあると感じられて嬉しかったです。
ちなみに。
今回初めて伊藤園さんの「青汁」をいただきましたが(コミケ価格、1本 200円)美味しかったです。
砂糖類は使っていない。水分とミネラルを、自然な形で取り入れたいときにはいいんじゃないかな。
甘くはないですが苦くもないです。お茶みたいで飲みやすかったです。
今日日、青汁も進化しているんですねえ。
◾️帰り道トラップ
なんとか無事に過ごすことができた、さあ帰るべ——と思ったんですがじつはここからが一番危険な暑さでした。
カタログとチラシを処分していこうと思ったら、館内通路にあるゴミ捨て場には捨てられない、という。
ダンボールとチラシ類は別の場所にまとめて捨てるとのこと。
どこ!? と思ったらこれがなんとトラックヤード(屋外)。
一度出てきたホールをまた完全に戻って屋外へ出て、チラシ類を処分。
事前にわかっていれば撤収しながら捨ててきたんですが、完全に余計な1往復になりました。
そして西ホールへ向かったんですが。
午後2時の時点ですでに帰宅する人々でいっぱい。
かなりの密になって、ただでさえ日差しが入り込んで冷房も効かない、あっつい連絡通路(わたしはゴキブリホイホイと呼んでいる。形状がそっくりだと思う)を、密でノロノロ歩かされて滝汗。
大勢の人が来ている中ですから通路も通れる場所が決められている。
タクシー乗り場まで行くのにかなりの遠回りをさせられて疲労感倍増。
幸い、タクシーは次々に来ていたので、長時間待つことはありませんでしたが、とにかく暑いので、いつ気分が悪くなるかとドキドキしました。
ここを無事に乗り越えて帰宅の途につきました。
タクシーに乗り込んだらもうそこはパラダイスでした。
ふだんはやらないことだけど、とにかくここまで凄まじい発汗になっていたので、気をつけながらタクシー内で飲み物をちょっといただきました。
(うっかり飲み物をこぼしたら申し訳ないので、ふだんは乗車中の飲食はしない)
東京駅へ着いたら、新幹線はやはり、10分ほども遅れて到着。
しかしそれでも行われる車内清掃。
もうああいうときは、
「清掃は結構ですから早く車内に入れて〜」
と思っちゃいますね、つい。😅
とはいえ昨日は、東京駅で新幹線を待つ頃には薄く雲が広がっていたので、それだけでも助かりました。
あの暑さでは扇風機を使ったって、熱風がぐるぐるしているだけでなんの涼しさもない。危険ですねえ。
ともあれ、無事に乗車して、気分の悪いことはないことも確認して、帰宅いたしました。
◾️最後に
今回は体調が不安すぎて、帰りにお茶もできなかったけど。
それでも、お買い物も、コスプレを拝見するのも楽しかったです。
なんかもう「暑い」という話しかしてない気がする(笑)
そんな中でしたが、今回もコミケを無事に開催していただいて、そこへ参加できましたこと、ありがたく、嬉しかったです。
ありがとうございました。
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