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ははんと笑う日記

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#エッセイ

2番目に楽しいこと

2番目に楽しいこと

友だちって何人いる?って聞かれたらわたしは、きっちり人数を数えてしまう。「高校のときの友だち」「大学のときの友だち」って言わなくても今も「友だち」って言える人。わたしは多分、友だちが結構いる。結構てのは誰かの友だちの数との比較じゃなくて、自分が大事にできる量を超えてる感による「結構」で、わたしは友だちが両手からあふれてる。友だちひとりひとりを大事にする性質によるものかもしれない。

春頃から、友だ

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4月の庭にテントが立った。

うちの庭にでけえテントが立って24時間が経過した。これは夫の家だ。我々は敷地内別居を始めた。

夫が先週、ある意味で今流行りの感染の多い地域に出張した。帰宅後は隔離して過ごそうとAirbnbやウィークリーマンションを見てみると、価格のわりにWi-Fiが貧弱だったりするそうで、仕事をできるかは行ってみないとわからない状況だった。夫は一緒に働く人と常に通話を繋ぎっぱなしにしていて、バーチャルオフィスに

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しょん

しょん

「自分の本当の気持ちに耳をかたむけましょう」ってツイートが流れてきて、指がとまった。本当の気持ち、って本当にあるのかしら

最近書くことがすごく気持ち悪い気がして書けない。書けないことは何も珍しくないけど、気持ち悪いってのは不思議だ。なんかあれかな、元気がないのかな、と思うか思わないかのうちから人と会う約束を週に何度か入れた。頭の中身をすっきりさせたくて初めてのワークショップに申し込んだりもした。

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元気の前借り

元気の前借り

今日のお品書きはこちら
・6月は栄養ドリンクで元気の前借り
・吸う、もむ、こねる、噛みつかれる
・ねこおばさん爆誕

6月は小説の新人賞に向けて、毎晩子どもの寝かしつけ後にPCで作業していた。夫が今とても忙しく、家事育児の負担がいつもより少し大きい。夕飯作り、食事の準備、風呂、歯磨き、ドライヤー、寝かしつけ、食洗機に皿をぶち込む、水筒用のお茶を作る、ゴミ出し、などなど…必ずやるべきことを全て終えた

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そのジーンズのポケットの中身まで全部出せ

そのジーンズのポケットの中身まで全部出せ

無職になって一週間経った。

引っ越し日が決まり、荷造りに締め切りができた。少しずつ不要品をまとめつつ、保育園探しや年度途中の申し込み、来年度の入園申し込み、そして忘れかけていた元同僚からのイラスト作成の依頼など、同時に複数のプロジェクトが動いている。
いくつもの締め切りを抱えるのは、お腹がそわそわする。

物事の管理が苦手なわたしは、いくつかの仕事を掛け持つSE時代に頭の中が真っ白になることがと

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わたしは今日も会社に行かない。

わたしは今日も会社に行かない。

無職三日目。わたしは今日も会社に行かない。

正確に言うと有給休暇消化中なので、無職ではないのだけれど。「ムショク」という言葉をくちから出せば、その寂しい響きに一瞬、お尻のあたりがひゅんとなる。それが怖くてちょっと楽しいから、人に会う度「ムショクです!」と挨拶している。

昨日、顔を見て話すのは初めてな方と会った。「無職です」と挨拶すると「福岡に来てからの次の仕事は何系?IT?」と聞かれて、まごつ

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寄り道からゴール

寄り道からゴール

会社を辞めたら、これやってあれやって、うわーっ、たっのっしみーー!
って思ったこともある。
今は、来週火曜の最終出社日を終えたら、一日に一時間くらい散歩しようかななんて考えているだけだ。
今よりお金を使う外出は減るだろう。毎日ランチで外食していたけれど、仕事を辞めたら家で食べるだろうから。

会社を辞めるにあたって、一番気になるのはお金のことだった。普通の就職をしたくないけれど、でもお金は必要で、

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ちりぢりちりぢり

ちりぢりちりぢり

朝も夜も大好きと言って子どもを抱きしめてほっぺたにキスしていたら。翌朝、子どもの寝顔が前日の朝よりずいぶんと可愛く感じた。
子どもがわたしを困らせるものではないことを、そんな当たり前のことを忘れていた自分が恥ずかしいけれど、本当のことだ。



いつものスタバはスーパーやドラッグストアと同じ敷地内にあって、共通の大きな駐車場を利用する。駐車場に入って、右に曲がればすぐにスタバ。だけれどここで左に

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行方知れずの威勢を探さない

行方知れずの威勢を探さない

わたしの威勢がいなくなって早1カ月。どこにいってしまったんだろうか。

ライティング講座に行った後、ぐわんと盛り上がった文章書きの意欲がいつのまにかすうっと冷めた。
そこから、書けなくなった。書く意味を掴みたいと思うけれど、書こうと思うときには他の生活で疲れきっていて、キーボードを出す気持ちにもならない。
iPhoneにちいさなメモを作ることはできるから、それだけをちょろちょろとため込むだけの日が

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シモンズに足の甲

シモンズに足の甲

朝。

子どもらが先に起きたけれどすぐに起きる気にならずベッドで目を閉じてうとうとしていた。

ベッドといえば、このベッドは消防士の友人が「睡眠って大事」と言った影響をモロに受けて妊娠中に買ったシモンズなのだけど、選んだ種類がふかふかすぎたのか夫には不評である。

出産前、わたしは夫と常に一緒に寝ていたい人間だった。夫が夜中PCを扱いながらリビングで寝てしまい、目が覚めてベッドにひとりだった朝は切

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