2020年8月28日　「You&I」に込められた「あい」

「Night Diver」が届いて3日。お祭りだった発売日が過ぎゆくとどうしたってその反動のスキマ風が吹き抜ける。

こんなにみんな発売を待ち望んで、やっと聴けて、見れて、三浦春馬くんの作品への、創作への思いを受け取って、沢山の人が感じたことを、溢れた思いを発しているのに、彼からの返答はない。
きっと高いところからあの笑顔で見ていてくれると思うけど、返答はない。
改めて、そういうことなんだと思い知らされる。

春馬くんが作詞作曲をした「You & I」。
すぐ隣にその溢れる思いを注ぎ受け止めてくれる人がいる、という地に足のついた喜びに満たされているような。
それでも、思い合っているのに、通じているのに、2人が別の人間だということすら、別の個体だということですら歯痒い、その事実を超え(られる訳はないのに)その先にあるものを求めるような。

春馬くんの「あい」は、こんなに大きく優しく深く尽きることのないものなのかと心が揺さぶられる。
この曲に関しては歌っている姿の映像がないのに、美しいことばと旋律、春馬くんの幅広い音域の甘くも力強くもある声で創り出される世界、その情景が目に浮かぶ。
そこに映る春馬くんは笑顔だ。救われる思い。

最近の空、まだ太陽も雲も力強いけど、少し高い。もうすぐ遠くに行ってしまう。
もう気持ちの整理ついたでしょうに、と少し困ったように笑う顔が浮かぶけど、まだまだ無理だ。行ってしまおうとする彼の服の裾を掴んでしまいそうだ。

今日もまた、土曜日だ。