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2023年 7月 「今、何時? まだ早過ぎる…」 幼い頃、奈緒ちゃんにカメラを向けるとヒトリゴトのように呟いていたコトバ。 もっともっと幼い頃、奈緒ちゃんには重度のてんかんと知的障がいがあり「長くは生きれない」と医者に告げられた、と私の姉である、奈緒ちゃんのお母さんから話を聞いていた。 自分に応援できることは、映画を創ることしかない…と心に決めて、本当にカメラを回し始めたのは奈緒ちゃんが8才の冬。 その頃にはダイブ元気になっていたけど、「長くは生きられない」とい
2023年 1月 あっという間の50年だった。 夢中になって駆け抜けて来たからなあ…。 何でもありのドキュメンタリー映画創りだったけど、いつの頃からか「ヒューマンドキュメンタリー」と、私の作品群は呼ばれるようになる。酒が入った時などに時々口にしたのは、「音楽ドキュメントとスポーツドキュメントの傑作を遺してくたばりたいなあ…」という繰り言だ。ガキの頃から、音楽とスポーツが好きだったからね。 で、映画生活50年の新作は、音楽ドキュメント。傑作であろうと駄作であろうと
2022年 12月 「私は生きることより思い出すことのほうが好きだ。 結局は同じことなのだけれど」 (フェデリコ・フェリーニ) フェリーニはさすがにいいこと言うなあ…。 映画を創ることは“思い出すこと”そのものだもの。 歌を唄うことも“思い出すこと”か? 今や、国民的歌手とも言えるユーミンが、音楽生活50年だったようで、色々なところで取り上げられている。たいしたもんだ、50年にわたり第一線で活躍してきたんだからなあ。 かくいう私も、2023年に映画生活50年を迎える。
2021年 6月〈号外〉 メディアでは、映画館もようやく上映再開!! よかったよかった・・・と報道してるけど、我等が自主上映は、いまだに上映中止が続いている。 6月12日(土)に順延していた日比谷図書文化館ホールでの「バリアフリー上映会」が会場からの連絡で、又、又、中止になった・・・ 結局、我々のような自主製作・自主上映に取り組んでいる零細プロダクションがワリを喰う「格差社会」なのだ。 悔しい!! 「オマエラはツブレテシマエ!!」 と世の中は言ってるんだ。 (映画館には
2021年 5月 新緑がさわやかで気分がいい・・・と言いたいところだけど、気分が悪い。 緊急事態宣言の延長で、映画館はプラネタリウムと共に休業命令が出された。劇場はOKだけど映画館はNG・・・どういうことなんだろう? 黙ってスクリーンに向き合う映画館がNGなことの理由が、さっぱりワカラナイ。説明も無いしね・・・。 役人や政治家になるような人は、賢い人のはずだけど、きっとよほどの話題作でないと映画館に足を運ばないのだと思う。 「コロナ禍」の状況で露呈してしまっているのは、
2021年 4月 花はいいなあ・・・ 昨年の春先から毎朝、道端に咲く花をスマホで撮り続けている。今や私のスマホは四季の花々で満杯だ。この頃は、昨年出逢った花々との再会の日々。 「ヨォ〜元気だったかあ?」と声をかけると「アンタこそ、元気かあ?」と励ましてくれる・・・ 人間共は「コロナ」にすっかり打ちのめされてしまっているけど、野の花や草や虫や、小さな生き物たちは、スコブル元気に春を迎えているのだ。 元気だせ!と自分に言う。 淡々と自主製作・自主上映のナリワイを生きるのだ、と