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2023年 9月 7月14日、パリ祭の日に誕生した姪っ子の奈緒ちゃんが50歳に成った…。 障がいを持って生まれ、長くは生きないだろう、と言われた奈緒ちゃんの記録を撮り続けて41年目の夏…。撮影された膨大な映像の編集に取りかかりながら、撮り始めた頃のことを仕切りに思い浮かべる。 最初の構想は、五分間ぐらいのホームムービー。元気な奈緒ちゃんの姿を映像に遺したい…という素朴な発想だった。それにしては、私以外のスタッフは皆プロ中のプロ、と言っていいような、ベテラン揃いだったけど。
2023年 5月 紫陽花の季節。 日曜画家だった母が好んで描いた花だ。決して上手くはなかったけど。 母を疎ましく思っていた頃には、紫陽花を好きになれなかったけど、この頃は素直にキレイだ、イイナと想うようになった…。 この春は新作『Pascals(パスカルズ)〜しあわせ のようなもの〜』の上映と、次回作『大好き〜奈緒ちゃんとお母さんの50年〜』の製作資金集めのための上映会に、夢中になって取り組んでいた。 映像の仕事を始めてから50年、いつだって夢中だったから、ずっ
2023年 4月 どんなことがあっても、春は来る…。 私のスマホは今、野の花々で満杯… ガラケイからスマホに携帯電話を変えて一番良かったのは、映像機能を使って自前の花園を楽しめることかな? 仕事の行き帰りに路端で撮りためた花々が 「ヨオ、元気にやってるかい?」 と、赤・青・黄色・白…色とりどりに声を上げて春を告げてくれています。 と言っても、私は花の名前をほとんど知らない。 花に元気づけられて、この春から、今も撮影中の「奈緒ちゃん」シリーズ次回作の製作・上映支援プロジェ
2023年 2月 1月29日(日)。日比谷図書館のホールで映画生活50年の記念上映会を企画し、150人近い方々が集ってくれた。上映作品は長編処女作『奈緒ちゃん』と最新作『パスカルズ〜しあわせのようなもの〜』。最新作はお披露目上映だったので、ドキドキだった。 感想はいつもながら映画以上に豊かなイメージを語ってくれています。私の映画は作品そのものよりも感想の方が素晴らしい、と口の悪い仲間は言うけど、本当にそうだ。 映画が観た人の心の扉を開けて、イメージを引き出しているんだか
2023年 1月 あっという間の50年だった。 夢中になって駆け抜けて来たからなあ…。 何でもありのドキュメンタリー映画創りだったけど、いつの頃からか「ヒューマンドキュメンタリー」と、私の作品群は呼ばれるようになる。酒が入った時などに時々口にしたのは、「音楽ドキュメントとスポーツドキュメントの傑作を遺してくたばりたいなあ…」という繰り言だ。ガキの頃から、音楽とスポーツが好きだったからね。 で、映画生活50年の新作は、音楽ドキュメント。傑作であろうと駄作であろうと