ビルボードTOP40を振り返る 1980 95th Prince 'I wanna be your lover'
さてビッグネームの登場です。こういう記事を書いていると有名な人を扱うのが微妙なところがあるのです。人口に膾炙してますからね。もう語りつくされているとも思えますが、あえてチャートを振り返ってますので、避けて通る訳に参りません。
デビューが1978年で、この曲を収めたのが2枚目のアルバムがセルフタイトルの’Prince’です。邦題は「愛のペガサス」。いいタイトルですね。この時代の空気を表してます。紫色のロゴと、ハートがかわいいです。長髪だったんですね。
この曲は全楽器パートを自身で担当しており、プロモーションビデオでも、様々な楽器を演奏する姿を見ることができます。
この曲を聴くと、もろに70年代のファンク・ディスコの影響を感じます。しかも一つのリフで、ほぼ一曲通しています。こうした強引な曲作りが洋楽らしくていいです。変化に乏しいようですが、しっかり盛り上がり、のれる曲です。80年代の彼は大活躍で、それこそファンクのみならず、いろんなジャンルの曲を作っていますが、根っこはファンクなんですね。
この曲もそうですが、ファンクでファルセットで歌う人って多いですよね。何か理由があるのでしょうか。アース、ウィンド&ファイヤーも、マイケルジャクソンもそうです。起源をたどってみたいですが、誰が最初にファルセットで歌ったんだろう。Stylisticsかな。それよりも前にもいそうですね。ファンクに詳しい人に尋ねてみたいです。
愛のペガサスという通り、Love & Sexの世界でも大活躍した人ですが、その辺は今後の彼の曲に当たった際に触れようと思います。ファミリーを築いたり、愛を表現したり、まるでヒッピーですね。あ、Princeはヒッピーなのかもしれない。