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ビルボードTop40を振り返る。     1980 93rd Kenny Rogers 'You Decorated My Life'

95位はこれまたカントリーの大御所のKenny Rogersさんです。Top40を聴いてると、もう当たり前のように出てくる方だし、特にバラードとなると、何も珍しいこともない、定番中の定番という感じがします。

今回改めて聴いてみると、いや、これすげえいい曲だよ。心が洗われるようだ。なんて汚い大人になっちまったんだって悔い改めたくなるね。生バンドの演奏で、酒場の片隅で恋人を後ろから抱きしめながら聴いてみたい、そんな感じの曲ですよ(いいねえ、ロマンチックだ)。

カントリーの曲がアメリカで人気があるのって、やはりこういう家族愛、恋人への感謝などを臆面もなく表現するからなんでしょうね。いかにも彼らが好きそうな愛というものをストレートに伝える曲なんです。こんな歌、恥ずかしくって歌えないよね。いや、歌うのがアメリカ人なんでしょう。

Kenny Rogersさんといえば、数々のアーティストとのデュエットソングも有名で80年代にはいろんな曲が出てきます。こうした意味でもアメリカを代表する歌手ですよ。間違いない。でも日本の洋楽雑誌では特集されない人のナンバーワンでもあるかもしれません。

で、経歴を調べようとWikiを見てみると今年の3月に亡くなってしまったとのこと。ああ、残念ですね。というか天寿を全うされたんですよ。70年代、80年代を彩ったアーティストの訃報が多いですよね。年からいうと当たり前なんですが、そうした方々の功績を振り返るというのも、この特集の目的だったりします。

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