Billboard Top100を振り返る。 1980 70th Pure Prairie League 'Let Me Love You Tonight'
こちらもカントリーロックの大御所ですね。カウボーイの映画がヒットしていたり、数々のカントリーソングがチャートインしていたり、1980年はカントリー当たり年のような感じがしますね。日本人だとビッグネームとか、人気曲に注目が集まりがちですなので、こういったバンドは通り過ぎちゃうんですよね。でも振り返っているんですから、しっかりと聴きましょう。
この曲はカントリー調というよりも、どちらかというとBoz様を連想させるようなAORの雰囲気を漂わせた曲です。おしゃれな感じがありますね。こうしたところ、アメリカのミュージシャンの懐の深いところを感じるんです。なんでもできるぜ、みたいな感じの。これも長いバンド活動と、全米をくまなく回るライブ活動で培われた実力なんでしょう。バンドのメンバーの入れ替わりも激しいようですが、今でも現役でいるようですので、芯のしっかりしたバンドなのだと思います。
考えてみると、カントリーからいろんなジャンルが出てるんですよね。それこそアメリカ人のアイデンティティといえるともいえるカントリーですが、それが共通認識とされているところがあるんでしょう。その認識されたところを踏まえたうえで、いろんなアレンジや、ジャズやブルーズ、ヨーロッパの影響も受けながら発展しているんでしょうね。
さて、このバンドのジャケの登場するおじさんですが、ほかのアルバムのジャケにも登場しているようですね。Iron MaidenのEddieのような存在なのかもしれません。こんなとぼけた感じのキャラを自分のイメージとして使うあたり、何かの戦略があるのでしょうか。