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Billboard Top40を振り返る 1980 83rd Pat Benatar 'Heartbreaker'
Heartbreakerという名前の曲って何曲あるでしょう?って問題に出るぐらい有名な曲が多いのですが、Pat Benatarのこの曲だって、負けず劣らず有名ですよね。でも調べてみると、この曲って、オリジナルはJenny Darrenって人なんだって、おもしれえー。完全にPat Benatarの曲だと思ってましたよ。(ちなみに、このJennyさんって人も経歴が面白い)
チャート的にも、ソウルの女性シンガーに続いてハードロック姉ちゃんがランクインしているところが、また面白いですよ。彼女のドスの効いた低音部のシャウトと、特徴的な高音域の声質がこの曲で十分に堪能できます。本当にうまい人だよなあ。個性的だし、エネルギッシュだし、ハードロックを歌うために生まれてきたような人って、感じです。
ハードロック系の女性シンガーというと、Heartとか、後のVixenとかが有名ですけれど、ソロだとあまりいないですよね。結局Pat Benatarさんが、アメリカじゃ何度もグラミー獲ってるけれど、日本でいまいちっだっていうのは、やはりソロシンガーだったからじゃないかな、と思うんですよ。
普通にどこかのバンドのボーカルとして歌っていたら、また違っていたんじゃないかな。それで、上のYoutubeでも見られますが、ギターのNeil Giraldoさんが、またすごく上手なギタリストなんですよね。どこかのバンドのリードギタリストであれば、必ず有名なるぐらいの実力の持ち主ですよ。一音一音がはっきり聴こえます。うまい。のちに結婚するお二人ですが、最高のハードロック夫婦ですね。
この後もPat Benatarさんはチャートをにぎわすことになります。こういう人が一発で終わらず、きちんと評価される当たり、アメリカでのハードロックの人気を裏付けるものがあるのではないでしょうか。