変わらないなんてありえない
ご挨拶
こんばんはこんにちは、プロのカメラマンをやっています、isasakaです。
関西や東海地方を中心に撮影依頼を請けたり、写真集の販売もしています!isasakaです!
さてさたここ数日の間だけでこんなことが起きた。
■数年ライブを見に行っていたバンドのメンバーが脱退した。
■詳しくないが、有名なアイドルグループのメンバーも卒業、脱退するらしい。
■お世話になっていたバンドとの関係性が変わった。毎回ライブ撮影に行けないのは悔しくもあるが、更に躍進して欲しい。
■以前働いていた会社から助っ人をお願いされ、ここから2カ月以上、ほぼ毎日社員のように働く事になった。
細かい事を言えば山ほどだが、いわゆる推しが変わり、力を入れ始めた仕事が変わり、古巣に舞い戻ったりもしている。
ここ数年で中国から放たれたであろうそれで世界は変わり、この一年に満たない間に北の国が大変な事になっている。
時間が存在するのか概念なのかは私の勉強不足でわからないが、今は確実に過ぎて行っている。
変わらず受け継がれてきた文化や伝統芸能は衰退するか、時代の変化に適応している。
確固たる信念ですら、大抵の人は世間に揉まれ、沢山の意見を聞き学び、柔軟に変化する。
最初に書いたロックバンドは、これから新しいメンバーと音と曲を出し、変化するのだろう。
アイドルはそれこそ時代の最先端を担う人だと思う。変化こそが真価だとも思う。髪型を変えただけでファンは一喜一憂するのだ。
駆け出しのバンドは徐々に方向性を定め、細分化したこの時代の中で、それでもその先の人たちに素敵な音楽を届けるべく変化していくのだと思う。
戻った古巣は人が入れ替わり、就業規則にものっとっているらしい。
有能な人は続々辞めていく会社も、少しずつ変わっていっているらしいが、私には終わりに向かっているように見える。永遠は存在せず、会社や仕事こそ変化ばかりの界隈で育った私にはそれが当たり前だと思っている。
さて、それでも、人は、私は変わらないものを夢見てしまう事もある。ロックバンドは変わらずカッコ良く大好きな曲を永遠に歌っていて欲しい。
流行はあまり気にしないが、自分の趣味の流行がくれば、様々なアイテムの選択肢は広がる。昔はワイドパンツを探し回ったものである。
駆け出しのバンドは売れて有名になって欲しいと願いつつも、ファンからすれば近くで見れる現状を求める人もいるだろう。
慣れた同僚とは肩の力を抜いて、気楽に仕事をしていたいものである。
だが現実はそういっていられない。
それでも、私は出来るだけ変わらず、いつまでも記念写真を撮っていたいのである。
変わりゆく世界だからこそ、変わらぬ場所や人が私は愛おしい。
先日、実に5年振りになるだろうか、行きつけだったバーに行ってきた。
変わらぬカクテルの美味しさ、お店の雰囲気、マスターの接客。。。
もちろん5年前と全く同じではない。
それでも変わらず安心できる場所は、人々にとって必要ではないのか。
と思う。
わたしも出来ることなら、誰かが写真を残そうと思ったときに、例え年老いて機材が変わっても、変わらぬクオリティでほっと安心できるような、そんな写真を撮るカメラマンでありたいなと思った。ただそれだけの、ささやかな目標を信念にできればと、せっかくなので書いてみた。
ただそれだけのことが、この世界では難しいのだ。
以前にもこんな記事を書いている。暇で仕方ない時は読んでみて欲しい。
プロのカメラマン・フォトグラファーとして「写真撮影でお客様に末永く喜んで頂く」事をひと時も忘れないでおきたい
ではまた何か記事を書くので機会があればお会いしましょう。