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【プロジェクト紹介③】灯火が集い、未来を作る。99にともしびプロジェクト

お疲れ様です!りさです。
まだ植物は秋なのに、空気はすっかり冬ですね。体調はいかがですか?
こんな季節こそ、心も体もあったまるようなお店に行きたいところ。

ということで今回紹介するのは「99にともしび」プロジェクト!


概要 - 「99にともしび」とは?

このお店を見かけたことはありませんか?

五稜郭・本町の市電沿いにある飲食のテナント「99」。
そこでカフェ・バーを運営しているのが「99にともしび」プロジェクトになっています。

コンセプトは“学生のやりたいを叶える場所”
経営、レコード、ビールなど、メンバーの色々な「やりたい」を基に、お店を形作っています。

カフェ・バーとして営業しているのも、それらをやりたい学生がいたから。
この記事では、主にその二つについて紹介します。

99Cafe

週に2回ほど、昼間に営業している99Cafe。
コンセプトは、“生産者のこだわりと想いを消費者に伝えたい”

このコンセプトは、おばあちゃんが作ってくれた野菜が、スーパーで買ったものより美味しく感じることから着想しました。

美味しいと感じるのは、おばあちゃんが野菜を育ててくれているという背景を知っているから。背景を知ることで、味わいに違いが生まれるのではないか。普段食べる農家さんが作った野菜も、背景を知ることで、より美味しく食べられるのではないか。

そう考え、農家さんのこだわりと想いを知り、伝えていくことを目標にしました。

現在は三つの農園と提携して、仕入れた野菜を使用したメニューを提供しています。


また、農園のこだわりや想いについてまとめたカードをテーブルに置いています。

これからの展望

消費者と生産者の繋がりを作ることに重きを置き、大きく3つの活動計画があります。

・生産者と交流ができるイベントを行い、消費者との直接的な繋がりを作る

坂爪農園の坂爪さんをお招きして、坂爪農園の野菜を使ったスイーツ作りを体験できるイベントを行いました。

スイーツ作りだけでなく、冬野菜が甘くなる仕組みや、坂爪さんが農家を始めたきっかけなどもお話ししていただきました。
参加された方は、生産者のことを知り、野菜に関する知識も増えたことによって、普段食べる野菜もより美味しく感じられるようになったのではないでしょうか。

調べて知ることもできるけれど、直接お話ししてもらうと、心に響く。カフェ側としてもこの取り組みが貴重であると改めて確信し、今後他の農園とのイベントも計画中です。

・知名度向上
鹿部町の農かふぇPOPPOさんにご協力いただき、コラボメニューを販売します。
POPPOさんの紫芋のベーグルに、さつまいもペーストとクリームチーズ、そして大学芋を挟んだ、秋の味覚をたっぷり感じられるベーグルサンド! 

・やりたいの実現を増やす
メンバーのやりたいの実現も積極的に行なっています。
先日は、アレルギーがあっても安心して食べられるスイーツを作りたいというメンバーが、アレルギーフリーのベリートライフルを販売!


メンバーの想い

カフェの運営をしているのは、教育大学3年の佐藤 夏鈴さん。
活動を始めた経緯や、感じていることを伺いました。

「元々お菓子作りが好きで、カフェの活動をしていました。その時は身内向け感が強かったので、本格的にやってみたいと思ったのがプロジェクトに参加したきっかけです。
コンセプトを立てるときに、野菜を使ったスイーツをつくると宣言したため、未知の挑戦に苦戦しました。だけど作ったものをいろんな人が美味しく食べてくれるところを見て、だんだん楽しくなっていきました。野菜スイーツを通じて、農家さんと消費者を繋ぎます!


メニューは固定ではなく、その時々の旬の野菜を使ったものを提供しています。
最新情報はInstagramをご覧になってください!
https://www.instagram.com/99cafebar?utm_source=ig_web_button_share_sheet&igsh=ZDNlZDc0MzIxNw==


99Bar

“学生のためのBar”と銘打って運営されている99Bar。
カフェと違うところは、経営に興味があるメンバーが多いところ。
ターゲット分析や、経費の管理など、幅広く経営を実践することができる場になっています。

お店のコンテンツはタコス、クラフトビール、レコードなど、メンバーの学生それぞれの「やりたい」で構成されています。

タコスを扱うのは、自由度が高く、地元の食材や環境に配慮した素材など特定のテーマを強調することもできるから。
黒板の横に並ぶレコードはメンバーが集めてきたもの。
プレイヤーもあり、店内はおしゃれな音楽が流れています


代表の想い

プロジェクトの代表であり、99Barを運営しているはこだて未来大学3年の祐川 雅治さん。
昨年度は未利用魚活用プロジェクトのリーダーでもありました。

ピッチ段階から「やりたいの実現」にフォーカスし続けている彼に、その価値観について伺いました。

「みんなのやりたいを叶える場所を創りたいんです。最近、企業に自分の安全を保証してもらうことが難しくなってきているじゃないですか。だから、自分の力でやりたいを実現して、自走力を付けることに価値があると考えてます。僕自身、やりたいことしかやりたくないというのもありますし。
今回のプロジェクトでは、誰かのやりたいの実現をサポートする経験をしたり、オーナーシップを育みたいと思ってます。」

99Barでは、祐川さんの熱い想いを聞くことができるかも?
現在は少し営業をお休みしていますが、再開した際には是非足を運んでみてください。

おわりに - 取材をしてみて


仕込みや調理、接客から経営まで——お店を自分たちで運営するには、膨大な労力が必要です。それでも活動を続けられるのは、「やりたい」という強い意志と、それに共感して支える仲間たちがいるからこそ。
メンバーの皆さんは、この活動を通じて、非常に実践的なプロジェクト遂行力を身につけているのではないでしょうか。

再度になりますが、是非公式Instagramをご覧になって、99に遊びに行ってみてくださいね!
https://www.instagram.com/99cafebar?utm_source=ig_web_button_share_sheet&igsh=ZDNlZDc0MzIxNw==

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