みりん
三河みりん がお気に入りである。
江戸後期に入り鰻のタレや蕎麦のつゆに使われる様になったが、もともとみりんはお酒として、女性に特に好まれて飲まれていたという。
余分なものが添加されておらずそのまま飲用できるのならば、体にも負担が少ないのではないだろうか。
砂糖は使わないと決めたが、食事は美味しいものを摂りたい。多少値がはるが健康のことを思えば安いものだうと、購入を決めた。
近所のスーパーでは手に入らないので、電車で数駅のオーケーストアへまとめ買いに行っている。料理に使用するくらいならさほど量も要らないため、2・3ヶ月に一度のペースだ。
琥珀色の美しい液体は、砂糖のように甘みは強くないが、素材のコクと旨味を十二分に引き出し、好物の煮物を格段に美味しく仕上げてくれる。
健康に気を使う様になって常備している調味料は様変わりした。原材料がシンプルなものを選ぶようになり、隅っこに忘れ去られた期限切れのチューブや瓶がなくなった。以前と比べると、格段に我が家の台所はスッキリしてきたのではないだろうか。