花咲く港 : 俺の映画鑑賞記録
花咲く港
1943年
木下恵介監督
戦時中に公開された映画で、映画内では真珠湾攻撃の成功に喜び、私財を投げ打ち全体主義へと向かう事を誉とする姿が描かれていました。
この映画に出演している役者の笠智衆は、戦争加担を良しとして力強く鼓舞する姿が描かれています。
映画のタイトルは忘れてしまいましたが、戦後のカラー映画でバーでお酒を飲む笠智衆をアップに写したシーンで、他のお客さんが
「日本、負けました」
「敗戦です」
といった会話に、何とも言えない虚無感をした表情を浮かべている姿に繋がりました。
戦争に対して多くの人を陽動した行為の後、敗戦や180度違う世の中を経て出したあの表情。
戦争体験者ならではの表現なのだろうと感じました。
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