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プラントフォーム様とINSIGHT LABの共創が描く次世代農業の未来

こんにちは、INSIGHT LABの代表取締役CEO&Founderの遠山功と申します。
最近私より若い起業家が増えてきたので距離を縮めたいと思い「いーさん」と呼んでもらいたいと思い普及活動をしていますが、相変わらず全然定着していません。よろしくお願いします!
今回は新潟県長岡市にある株式会社プラントフォーム様と一緒に取り組んだDXに関する事例を紹介します!!


プロジェクトの概要

アクアポニックスの技術を推進するプラントフォーム様と協力し、センサーデータの自動取得と一元管理システムの構築を行いました!このプロジェクトでは、魚の養殖と植物の水耕栽培を組み合わせた循環型農業システムアクアポニックス」の効率的な運用をサポートし、データを活用して管理精度を向上させることを目指しています!

アクアポニックスのイメージ↓

アクアポニックスのイメージ図

プロジェクトの背景

アクアポニックスは、魚の排泄物を植物の肥料として再利用し、植物が水を浄化することで水資源を循環させるシステムです。持続可能な農業として注目される一方、実際の運用には細かいデータ管理が必要とされます。プラントフォーム様は、国内で初めて商用規模のアクアポニックスプラントを運用した企業で、2019年から全国初の大規模なアクアポニックスシステムを展開し、無農薬・無化学肥料での野菜生産と魚の養殖を商用ベースで成功させています。しかし、魚の水槽や植物の栽培に関わるデータをすべて手作業で管理していたため、労力がかかり、データの精度にも課題がありました​。

データ自動化の導入

この課題に対して、INSIGHT LABは、AWS(Amazon Web Services)を用いたデータの自動取得システムを構築しました。これまで手作業で行っていた魚の養殖に必要な水温や酸素濃度のデータを、センサーを活用して自動的に取得し、AWSの時系列データベース「Amazon Timestream」に蓄積。さらに、これらのデータをAPIとPythonを用いて統合し、養殖データと栽培データの一元管理を実現しました。これにより、管理者はリアルタイムでデータを確認できるようになり、異常値が発生した際にも即時に対応できるようになりました。


プロジェクトの成果と効果

システム導入後、プラントフォーム様ではデータの取得作業が自動化され、作業時間が大幅に削減されました。また、データの信頼性も向上し、リアルタイムでの異常検知やリスク管理が可能になりました。これにより、養殖と栽培の環境を常に最適化することができ、管理全体がより効率的で持続可能なものとなりました。特に、データが30分ごとに自動更新されることで、環境の変化をすぐに察知し、迅速な対応を行うことができる点は大きなメリットです。

  1. 業務効率の向上:手作業によるデータ収集が完全に自動化され、作業時間が大幅に短縮されました。これにより、管理者が他の重要な業務に集中できるようになりました。

  2. データの信頼性向上:自動化によって人為的なミスが排除され、正確なデータがリアルタイムで得られるようになったため、環境の変化に即応できるようになりました。

  3. 異常検知と予測:データのリアルタイム取得によって、異常値の早期発見が可能となり、魚や植物の健康を維持するためのリスク予測ができるようになりました​。


詳しくはこの動画を!ぜひ!↓


持続可能な農業の未来へ

さらなる技術の導入を計画しており、AIを用いた環境条件の最適化や、より高度な分析による生産性向上を目指しています。これらの技術は、アクアポニックスのスマート農業化を促進するだけでなく、他の農業プロジェクトや産業にも応用できる可能性を秘めています。デジタル技術を活用して、環境と経済の両面で貢献する持続可能な農業モデルを構築することを目指し、社会全体の発展に寄与していく方針です​!!

最後に

当社は8月に上場し、データやデジタルの可能性を感じつつ、全ての産業で日本のデジタル化への貢献と、世界への発展のため、規模の拡大へと切り替えました。また、多くの企業がデータの利活用に対する人材不足に陥っています。当社では「データの民主化」を掲げ、優秀なデータエンジニアを育成し圧倒的な成長を支援し、日本全土の企業の力になることが使命の一つだと考えています。

今後とも、この価値観にご賛同いただけた方々には、このnoteを通じてデータに関することやボーダーレスな働き方や地域に関することなど多くのことを発信していきます。ぜひよろしくお願いします。
いーさんでした!


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