普通の生活では株式市場を理解できない
今、普通に生活していると世の中が明るい雰囲気だとは思えません。
電車はガラガラ。スーパーに行けば買い占めで食料品の棚はスカスカ。マスクを買うために朝からドラッグストアへ並ぶ人々。
今の世の中の重苦しさを毎日毎日実感します。
肌感覚では、この状況がすぐに改善するとは思えません。もっとこの状況が続くと感じます。もっとこの状況が悪くなると感じます。
でも、株式市場は別の反応をします。
例えば、日経平均。
日経平均は今週月曜日から金曜日で大幅に上昇しました。16,570円から19,176円までの上昇です。
普通の生活の肌感覚では経済が上向いているとは思えません。なのに、経済指標の一つである日経平均は15%も上昇しているのです。
不思議で仕方がありません。
実は、日経平均が上昇している理由は「織り込み済み」という言葉で説明されます。
すでに、こういう状況は「織り込み済み」だったと・・・
株式市場は実際の経済よりも先に進みます。
株式市場はお金そのものです。お金単体は簡単に動くことができます。
例えば、マスクの在庫が不足したとします。工場をフル稼働し、物流もフル稼働させることでようやく私たちの手元にマスクが届きます。実際の物の流れには時間がかかります。
でも、株式市場が動くのには時間は掛かりません。工場がフル稼働するという情報が流れるだけで株式市場は動きます。
株式市場が動いたときには、工場がフル稼働するという情報が「織り込み済み」となっているのです。
お金そのものなので一瞬で動きます。
このような株式市場を追っかけて、お金を稼ぐのは大変難しいです。ストレスも掛かります。
もっと大きな視点で株式市場に参加することがストレスなく市場に居続けるための秘訣だと思います。
今日、明日だけの株式市場を追いかけるような投資方法は、市場に長く居続けるのはしんどいと感じています。
株式市場とはどういうものだと理解する必要はあります。そのうえで、自分に適した投資方法を見つけていきたいと思います。
株式投資で儲けるためには株式市場に居続けなければなりません。居続けることで株式市場で儲けられます。
株式市場から退場しないために、自分に適した投資方法を見つける必要があります!