遺産分割協議に参加できない場合はどうすればいいの?
遺言書が見つからない場合は、遺産分割協議を行う必要があります。
これは、相続人同士で具体的な相続分について話し合い、誰が何をどれだけ相続するか、具体的に決定することをいいます。
遺産分割協議は全員参加しなければ無効
遺産分割協議は、相続人全員が参加しなければならず、一人でも欠けると、その遺産分割協議は無効になります。
そのため、できれば、相続人全員でスケジュールを合わせ、同じ場所に集まって協議を行う方がスムーズに協議が進むでしょう。
ただ、遠くに住んでいたり、スケジュールが合わないなど、なかなか協議に参加することができない人もいるでしょう。
遺産分割協議は全員が集まる必要はない
実は、遺産分割協議は、全員が同じ場所に集まって行う必要はありません。
例えば、1人ずつ順次話し合いをして、遺産分割協議を行うことも可能です。
最も重要なのは、相続人全員が参加し、その内容に合意をしたかどうか、という点です。
このポイントがクリアされている以上、全員が一堂に集まらなくても遺産分割協議としては有効に成立します。