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ONE Championshipについて紹介します
こんにちは、格闘技大好きないさなです。
この記事は、Lancers(ランサーズ) Advent Calendar 2023 の5日目の記事です。
モチベーション
先日、ONE Championship4年ぶりとなる日本大会が発表されました。
そして、何よりも武尊 vs ロッタンというファン待望のカードがついに実現し、界隈は浮き足だっています。
そこで本稿では、ONE Championship(以降ONEと記載)を普段見ていない人向けに、概要とその魅力を紹介します。
ONEの概要
まずはONEの概要についてです。
公式HPとwikipediaからそれぞれ引用します。
Group ONE Holdings(ONE)は、150カ国以上で放送・配信されているアジア最大のグローバル・スポーツ・メディア・プラットフォームです。Nielsenによると、ONEは視聴率とエンゲージメントにおいて、世界トップ10のスポーツ・メディア・プロパティとされています。
ONE Championship(ワン・チャンピオンシップ、略称 ONE)は、シンガポールを拠点とする総合格闘技、ムエタイ、キックボクシング団体。アジアを中心に活動している。
ONEの試聴方法
ONEはAbemaで日本語実況解説付きで配信されています。
ONE Championship 2023 (格闘) | 無料動画・見逃し配信を見るなら | ABEMA
また、公式youtubeチャンネルでは各試合のハイライトのほか、英語での実況解説になりますが一部の試合をライブ配信で試聴することができます。
ONEの特徴
ONEは他団体と比較すると様々な特徴があります。
簡単に紹介していきます。
MMAのルール
総合格闘技のルールはユニファイドルールをベースにアレンジを加えたものを採用しています。
特に、グラウンドポジションでの頭部への膝蹴りが認められているのは大きな特徴と言えるでしょう。
尚、rizinでは認められているサッカーボールキックは禁止されています。
判定はラウンド毎ではなく、トータルマストとなっており、試合全体を通して評価を行います。
グラウンドコントロールよりもダメージを重視する判定基準となっているようです。
ムエタイのルール
ONEのムエタイルールではオープンフィンガーグローブ着用となっており、これは最早ONEの代名詞と言っても過言ではありません。
判定はラウンドマストとなっています。
ハイドレーションテスト
俗に言う、水抜き禁止ルールです。
計量の際に尿比重をチェックし体内の水分量が基準値を下回っていないかチェックすることで選手の安全性に配慮する設計になっています。
ONEチャンピオンシップの階級設定は世界の他の格闘技団体とは異なります。ONEは業界で率先していわゆる「水抜き」減量を禁止し、代わりに試合前に選手の身体の水分量や体調、健康状態を守る革新的なシステムを導入しました。
ボーナスシステム
KOや一本などのフィニッシュをキメた選手に対し、試合後にチャトリCEOからボーナスが支払われるシステムです。
選手のモチベーションを高めることで、よりエキサイティングな試合を作るために用意されているようです。
とても良い試合をした選手には負けた場合でもボーナスが出たり、リングアナウンサーや通訳のスタッフにボーナスが出たこともあります。
ボーナスが出る基準は結構謎で、「出るでしょ」という内容の試合でも出ないときは出ないです。
3つのイベント体系
ONEには3つのイベント体系があります。
Friday Fight(ONE FF)シリーズは毎週金曜日(毎週ですよ!?)タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催される興行です。
全12試合中、MMA2試合とムエタイ10試合が行われます。
ONE FFは選手達にとって登竜門的な位置付けで、ここで活躍した選手は後述するイベントに出場する権利を得るシステムになっているようです。
なお、英語実況解説であればyoutube liveにて全試合配信されています。
Fight Night(ONE FN)シリーズは月に1度、土曜日に開催される興行です。
通称"本戦"と呼ばれていて、少なくとも1試合はタイトルマッチのカードが用意されます。
会場はFFシリーズと同じくルンピニースタジアムで、MMAの試合もリングで行われます。
ナンバリングシリーズは年に数回開催される興行で年に数回開催されます。
ONEのイベント体系のなかでは最大規模の興行で、複数のタイトルマッチやビッグなカードが用意されます。
会場は毎回変わり、世界各国のスタジアムにケージを設置して試合が行われます。
2023年はこれらを合わせて60以上(!!)の大会を開催する見込みです。
ONEのここがすごい
ハイレベルでエキサイティングな試合
ONEの試合はどれも非常にハイレベルでエキサイティングです。
世界中から実績のある選手が参戦していることに加え、オープンフィンガーグローブ着用であることや、ファイトボーナスシステムなどのルール設定によって見応えのある試合をデザインすることに成功しています。
例えば12月9日に行われたONE FN17では8試合中7試合がKOフィニッシュとなっており、ONEのムエタイルールがいかにKOを重視しているかが分かる内容となっています。
※ 念のため補足しておくと必ずしも「KOフィニッシュ = 面白い試合」であるとは思ってません
唯一判定決着となった“スモーキン”ジョー・ナタウット vs “The Chef”ルーク・リッシの試合も凄まじい内容で、エンタメ性、競技性共にハイレベルであることが伺えます。
Abema の日本語解説が分かりやすい
ONEはAbemaにて日本語実況解説付きで配信されています。
ヨカタには分からない攻防や技術について非常に詳しくかつ分かりやすく解説してくれるためより一層試合を楽しむことが出来ます。
よく登場するのは大沢ケンジさん、中田ザリッチ大貴さん、雅 駿介さんです。
ONEのここがダメ
日本人選手の試合が減っている
元々2019年にONEと修斗が提携した関係で多くの修斗出身日本人選手が参戦していました。
ところが、2023年に入ると次第に日本人選手の試合が組まれなくなってきました。
この件についてはMMAPLANETさんのインタビューでチャトリCEOから直接語られています。
あの青木真也選手ですら、2023年はMMAの試合を組んでもらえなかったことは日本人格闘技ファンとして少なからず残念に思います。
ただし、来年1月28日に日本で開催されるONE 165の盛り上がり次第では再び日本人選手に光が当たる可能性もあるため今後に期待したいと思います。
タイ人選手の名前が覚えられない
あくまで僕の感覚なのですが、タイ人選手の顔と名前を一致させるのが難しいです。
ONE FFシリーズではムエタイ×ルンピニーという構図のため非常に多くのタイ人選手が出場していますが、ファイトカードを相当じっくり見ていかないとなかなかテンションを上げにくいものがあります。
とはいえ最近はタイ人選手の名前の覚え方もだんだん分かってきたのでまた別途紹介しようと思います。
全試合Abemaで配信されていない
これはONE側の問題ではないと思うのですが、ONE FFシリーズは日本に縁のある選手が出場するときしか配信されません。
これは、FFシリーズで活躍して後に本戦へ出場した選手の過去の試合を遡って日本語解説ありで見ることができないという点で、1格闘技ファンとしては残念に思います。
他方、視聴者がいないとビジネスとして成り立たないため数字の期待値が高くない放送はしないという判断も分かるので難しいものがあります。
最後に
武尊のONEデビュー戦であり、かつロッタンとの夢の対決は来たる2024年1月28日有明アリーナです。
当日までどんどん盛り上げていきましょう~
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