航空気象(温度計の目盛)
温度計の目盛について1~4のうち、正しいものはいくつあるか。
1 温度目盛には摂氏と華氏と絶対温度がある。
2 華氏の目盛の基準は水の氷点(0℃)と沸点(100℃)であり、その差100を目盛幅として利用している。
3 摂氏の目盛の基準は水の氷点(32゚F)と沸点(212゚F)であり、その差180を目盛幅として利用している。
4 0℃は32℉である。
正答は「2個」です。ぱっとこの問題を読んだ時に、出題者はパイロットに何を知ってもらいたいのか、やや疑問に思いましたが、合格しないと資格取れないので詳細の説明していきましょう!
1 「温度目盛には摂氏と華氏と絶対温度がある。」
これは「使ってる温度計による。」とか言いたくなりますが、要は温度の測り方には3種類あることを確かめたいのだと思います。「新しい航空気象」の「2-1 温度の測定」に「温度目盛には摂氏(Celsius)と華氏(Fahrenheit)と絶対温度(Kalvin)がある。」と書いてますから。それゆえこれは「正答」「〇」ですね。
余談ですが、航空従事者等学科試験の気象は「新しい航空気象」から出題されている事が多いので、パイロットになりたい人は、購入おすすめしておきます。まあまあの値段しますけどね。
2 「華氏の目盛の基準は水の氷点(0℃)と沸点(100℃)であり、その差100を目盛幅として利用している。」
これは、華氏(℉)の説明でなく、摂氏(℃)の説明ですね。これは「誤答」「×」ですね。
3 「摂氏の目盛の基準は水の氷点(32゚F)と沸点(212゚F)であり、その差180を目盛幅として利用している。」
これは、摂氏(℃)の説明でなく、華氏(℉)の説明ですね。これは「誤答」「×」ですね。
ちょっと視点を変えると、「その差180を目盛幅」とは、摂氏(℃)が氷点~沸点を0~100℃と「100分割」しているのに対して、華氏(℉)は「180分割」(スタートは32ですが)しているのですね。ということは、摂氏(℃)から華氏(℉)の変換式で「5/9」だっけ?「9/5」だっけ?みたいな迷いなくなる気がしません?
4 「0℃は32℉である。」
これは定義の話なので、コメントありませんが、「正答」「〇」ですね。
というわけで、「1」「4」が正答で正しいものは「2個」でしたね。
国産のホンダジェットの各種制限は、基本、摂氏なんですかね?ホンダジェットパイロットの方教えてください。アメリカ販売を考えれば華氏がいいんですかね?