体を温めるために(4); ホットビール
日本酒は温めて燗酒として楽しめるお酒の代表選手ですが、実は一部のビールも温めてホットビールとして飲めるみたいです。実際に、ビールの本番ドイツやベルギーではホットビールを楽しむ風習があり、スパイスを加えて風邪予防として飲用される事もあるそうです。
作り方は簡単で、100ml~200mlのビールを耐熱グラスに入れて1分~1.5分ほど電子レンジで温めるだけです。これで適温の約50~60℃になります。
冬に冷たいビールを飲むとお腹を壊すことが多いので、私は冬はビールをあまり飲まないようにしてきたのですが、ホットビールならいいかもしれしれないと急に興味が出てきました。
しかし日本の大手メーカーのビールはほとんどが「ピルスナー」と呼ばれるスタイルで、このタイプは温めると味のバランスが悪くなるのでホットビールには向いていないようです。
温めて飲むのに適したビールは果物を副原料に使った「フルーツビール」や「ホワイトビール」、あるいはローストした大麦を使った「スタウト」(黒ビールの一つ)と呼ばれるスタイルだそうです。
フルーツビールはほとんど飲んだ事ないですが、ホワイトビールとスタウトは近場でも最近は簡単に買えるので何度か飲んだ事があります。
ホワイトビールでポピュラーなのはベルジャンホワイトと呼ばれるベルギービールで、[水曜日のネコ]という銘柄がスーパーやコンビニでも目立っていて最も有名ではないかと思います。
このタイプは副原料としてオレンジが使われているので温めても美味しいみたいです。
スタウトは香ばしい風味が特徴の黒ビールで、ギネスビールが名実ともに最も有名ではないかと思います。
このタイプは温めるとロースト感が強まるので、特にチョコレートにとても合うようになるみたいです。
個人的にはチョコレートが好きなので、スタウトを温めてみるところから初めてみたいと思います。