アルコールをぬく方法の勘違い&NG行為
少しでも早く酔いを覚ましたいというニーズが多いためか、アルコールをぬくことに関して巷では色々な方法が出回っていますが間違ったものも少なくないです。代表的なものを挙げると、
サウナに入ったり運動をする
これはアルコールが汗と一緒にぬけるという勘違いによるものです。アルコールは汗からはたったの0.1%しか排出されないです。
むしろ、汗をたくさんかくことで脱水状態がすすむので危険です。昔の漫画などではサウナでアルコールをぬくような間違った描写を見た事があるので、特に中高年は要注意です。水やスポーツドリンクをたくさん飲む
これはアルコールが尿と一緒にぬけるという勘違いによるものです。アルコールは尿からたったの0.3%くらいしか排出されないです。
水分をとるのは二日酔い防止の観点からは有効ですが、酔いを覚ますのには役に立たないです。
大部分のアルコールは体内からそのまま排出される事はありません。肝臓で分解されてアセトアルデヒドになり、これが酢酸になり、さらに炭酸ガスと水になるという化学反応を経て排出されるのです。仮眠をとる
これは睡眠をとったことですっきりしたという勘違いだと思われます。
実際には、睡眠時にはアルコールを吸収する腸の働き、そしてアルコールを分解する肝臓の働きが弱まるため、アルコールの分解は遅れてしまうので逆効果です。
つまり、運動や入浴を避けて、できるだけ安静にして起きていた方がアルコールをぬくことには有効と言えます。前回述べましたが、それでもアルコールがぬけるにはそれなりの時間がかかるので運転はNGです。
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