日本酒の「旨味」について
日本酒の旨味は一般的にアミノ酸をメインに捉えることが多いです。
しかし、どの日本酒にアミノ酸がどの程度含まれるか見極めるのは難しい問題です。
そのためには、アミノ酸がどのくらい含まれているかを示した「アミノ酸度」という数値を参考にするのが一つの方法です。
一般的な日本酒は1.0~2.0の範囲で、数字が低くなるとアミノ酸が少なくスッキリとしたお酒に、高くなると旨味のある濃醇なお酒になる傾向があります。
「全国市販酒類調査」を調べてみると、先にも述べたように、やはり純米酒は一般酒などよりアミノ酸度が高いです。
「全国市販酒類調査」より、もうひとつ興味使いことが純米酒で分かりました。
石川や埼玉など一部の例外を除いて、東より西日本の方がアミノ酸度が高い傾向(1.7以上が多い)にあるように思えます。特に中国地方は顕著にアミノ酸度が高い傾向にあります。
旨味の強いお酒を選ぶ基準の1つとして、西日本の純米酒を検討するのもよいかもしれません。
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