リラックス効果−お茶に含まれる化学物質(1)−

日本酒にはリラックス効果のある化学物質が含まれているのでストレス解消に有効なのですが、1つだけ問題があります。それは未成年者だけでなく、アルコールを飲めない方にも不向きだということです。
裏技として日本酒を料理に使うという手はあります。アルコールは沸点が水より低いので、高温で煮たり焼いたりする課程で容易に空気中へ飛んでいくからです。

実は、ノンアルコール飲料にもリラックス効果のあるものはいくつかあります。代表的なものは、日本人に馴染みのあるお茶です。
お茶に含まれるテアニンという化学物質にリラックス効果があります。
テアニンはアミノ酸の1種で、主にお茶の旨味を醸し出して
います。ちなみに、お茶の成分として最も有名なカテキンは苦味の素です。

テアニンは緑茶である玉露、上級煎茶、そして近年人気の抹茶に多く含まれています。これらのお茶を飲むとほっこりした気がするのは、化学でも説明がつくわけです。

テアニンの効果、テアニンをできるだけ多く抽出する方法などはまた別の機会に紹介しようと思います。

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