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調味料としての酒; 料理を日本酒でグレードアップ!

日本酒は飲んで楽しむのが一般的ですが、もうひとつ別の楽しみ方があります。

それは料理の味つけに使うというものです。「料理の味つけに酒を使う」というと、"牛肉に赤ワイン"が有名ですが、日本酒もなかなか有望です。

料理に調味料の1つとして日本酒を使うと、大幅に美味しさがグレードアップすると言われています。
主な効果は以下の通りで、化学的にほぼ説明できます。

①コクと旨味を出す
日本酒に豊富に含まれるアミノ酸類(旨み物質グルタミン酸など)が、料理にコクと旨みを与えます。

②肉や魚の臭みを消す
日本酒に含まれる有機酸類(クエン酸などの酸性物質)が、食材中の臭み成分(トリメチルアミンなどのアルカリ性物質)を中和することで臭みを緩和します。

③味のしみ込みをよくする
アルコールの作用によって、味噌や醤油などの他の調味料が食材の中に浸透しやすくなります。

④食材をやわらかくする
アルコールには、食材の保水性を高めて柔らかくする効果があります。
また、酒に含まれる糖分がタンパク質と水分を結びつけ、食材をやわらかくします。

次回はどんな日本酒がいいか、料理酒との違いなどを述べようと思います。



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