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俳句ポスト365 「星月夜」入選句掲載!
おはようございます。こんにちは。こんばんは。俳号・蒼井憧憬です。なんだか、俳号を語るのは少々恥じらいがありますが、郷に入っては郷に従え、ですから、俳句を語る時はきちんと俳号で語りたいと思います。
早速ですが、タイトルの通り、俳句ポスト365という俳句投句サイトで、入選をいただいたので、記事にすることにしました。初級者の部ですが、人生で初めて投句でしたので、いきなりの入選に喜んでおります。が、俳句はあくまで自分のため。結果はご褒美と捉えています。
【俳句ポスト365について】
![](https://assets.st-note.com/img/1732793642-hT7H5jxvIY3wU20KZmclepdO.png?width=1200)
初級者の部で優秀選に選ばれると、中級者以上の部へ進めるとのことなので、すでに11月締切られた兼題「冬暖か」は、まだ結果待ちですが、早く中級者の部に挑戦できるよう、精進します。
二つ投句した中で、一つは入選、一つは掲載無しでした。投句した句は以下の通りです。この二つについて、反省も込めて自句自解してみようと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1732953408-aSUPdELNXJgoKZ12IuijqDBh.png?width=1200)
ロケおしてスタッフ送り星月夜
映画の撮影がスケジュールより遅れることを、「おしている」というのですが、この句は、そんな遅れに遅れたロケ撮影のせいで、終電が無くなり、やむなくスタッフを自宅まで送り届けた時を思い返して、詠んだ句です。
スタッフを送って、家に着いたのは深夜3時。そんな時間にふと空を見上げると、星月夜があったよ、という句なのですが、見返すと、「スタッフ送り」というのが説明的で不要に感じます。どちらかというと、帰宅した時の景色なのに、この句だと、それが感じ取りづらく感じます。帰路とか、帰り道とか、そういう情報が入れられたかなと思います。
また、この景色なら押しているロケ中の空に星月夜があった方がいいなとも感じます。その辺りに推敲の余地があったか。でも人生で初めての投句で、推敲も何も知らない世界だったので、詠んだままの句が入選になったのは、嬉しい限りです。
さざ波や三浦の海に星月夜
掲載無しとなった句。入選句の発表が終わっても掲載がなかったので、実は優秀選なのではないかと喜んでいたのですが、「掲載無し」という可能性を忘れていました。投句した当時は、この句の方が自信があったのですが、残念。
今見返してみると、星月夜と海という簡単に類想できる句な上に、海にさざ波は当然だろう、と。三浦という固有名詞も効いているわけでもなく、ただ三浦の海に星月夜があるね、というだけの句になってしまっています。まだ句歴たった2ヶ月でも、ダメな句だとわかるほどですね、、、
でもこれも、映画の撮影中、三浦の海の上に綺麗な星月夜があったので、その景色に嘘はありません。やはりこれも、撮影中にふと見上げたら星月夜があって、心がほっとした雰囲気を詠めれば良かったのかもしれません。
例えば、「撮影隊」とか、「ロケ車」とかの撮影している雰囲気の語句だとか、もっと「テッペン」とかの撮影用語かつ時間感覚のある語句を用いるのも有効策だったかもしれません。
実際には、夜間の撮影でドリー撮影の遠景に海と星が見えて、それが三浦ならではの綺麗な景色だと思ったので、それをきちんと詠むべきだったように思います。
まとめ
今回は右も左もわからぬまま、えいっと投句したままの二句だったので、せっかく締め切りが設定されていて、兼題が1ヶ月間前に発表されるので、次回以降はしっかり推敲して、これぞというものを出したいなと思いました。
けれど、何はともあれ、初めてで入選は嬉しい。何より自分だけのための俳句だと、どの程度のレベルにあるのかわからず、上達の方策が見えぬままでしたが、少し指針になる目標ができたので、それが嬉しいです。
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