自主映画。脚本作りに取材は欠かせない。
こんばんわ。映画監督の堂ノ本です。
今回は、現在制作準備中の『覚悟のゴングは鳴り響く(仮)』の制作の裏側をお届けするシリーズです。早くも第三弾となっております。是非まだの方は、以下よりご覧ください。
#1:新作映画の制作の裏側、全部見せます。
#2:スタッフ募集します!〜現状のプリプロ進捗〜
有料マガジンについて
本題に入る前に、皆様に感謝したいことがありまして・・・!!
上の有料マガジン、当初の予想を上回って購読してくださり、大変驚いております。まだまだ、映画の醍醐味になるようなダイナミックな動きは見せられておりませんが、反響も上々で嬉しい限りです。
今回からは、定点動画での打ち合わせではなく、メンバーの桂くんがカメラを持ち、よりドキュメンタリーとして成立するような構成に変化していってます。単品での購入も可能ですので、ぜひお試しに見てみてください!
スタッフ募集の進捗
前回からスタッフ募集記事を挙げたり、ネット上でも募集はしているのですが、現状あまり進展はありません。音楽や撮影部などは応募ありましたが、肝心の制作部・助監督は、まだ人財に乏しく……
引き続き募集しておりますので、皆様奮ってご応募ください!
本題の現状報告!!
さて、現在も絶賛映画の屋台骨となる脚本の準備に勤しんでおります。
できた企画書を15名くらいの方にお送りさせていただきまして、それぞれ皆様、熱い感想を送ってくださいまして、助かっております。
現在、その感想を参考にしながら、脚本の小林とともにブラッシュアップしていってるところです。
簡単な物語をご紹介
視覚障害を抱えるジンは、恋人・サオリとの日常をぶち壊される事件に巻き込まれる。理不尽にも、半グレで悪名高い桐山兄弟に目をつけられたサオリは心神喪失状態になってしまう。サオリを守るべく、決意を語るも、盲目のジンには彼らに立ち向かう術がない。悔しさと怒りのままに暴れるジンを見たボクサーのヒヤマは、ブラインドボクシングを教え込むのだが・・・
現状のざっくりとした構成としては、こんな感じです。改めて詳しく知りたい方は、ご連絡ください!企画書を送りますので、ご感想待っております。
第3回目の打ち合わせが先日行われ、脚本に入る前に細かな調整や情報の整理を行いました。感想でよく話題になったのは、
・ヒヤマの登場人物としての不明瞭さ
・視覚障害者と半グレ兄弟のバトルに、どうリアリティを持たせるか
という2点が多かった事から、その点を話し合うことに。
またそれに加えて、ヒロインのサオリは劇中、成長を遂げ、心身を取り戻すわけですが、それが前段階では、他力による成長であったことについても、改善すべく打ち合わせました。
強力な支援者、現る??
今回の映画制作にあたって、当面は製作費の都合上、中編作品として完成を目指すという報告をしたのですが、最近になって、強力な支援者が現れました。
この業界、発信してみるものでして、うまくまとまれば長編映画の可能性もあるのではないか、と感じております。
”愛の描き方がこれまでの堂ノ本監督の2作品と違うところにも魅力を感じています。予算的な問題もあるのだと思いますがこの映画は長編で映画館でみたいです!!!” (20代 男性 俳優)
”これは長編でぜひ見たいです。これまでのピンク映画では、暗く重たいテーマを扱ったものが多かったですが、少年漫画のように熱く、監督の新境地が開かれていて、ぜひ劇場で見たいです。些少で恐縮ですが、支援はします!”(50代 男性 会社員)
上記のように、企画書を読んだ方の中にも長編化を望む声が聞こえていたので、どうにか形にしたいと進めているところです。まぁ尺が変われば、その分何倍も費用面では変わってくるので、可能性は高くはないですが……
そもそもブラインドボクシングってなに?
そういう声が、もしかしたらあるかもしれないので、参考に以下の動画を見てみてください!
私も最初は、視覚がなければ、パンチを相手に当てられないのでは?と疑問があったのですが、聴覚を頼りに的確にパンチを当てる姿に驚きました。相手のパンチに関しても、やはり聴覚や触覚を頼りにタイミングを見計らって、防御したり、避けたりしています。
私自身も自宅で仲間内でやってみたのですが、こんなふうには動けません。どちらが前か分からなくなるほどです。
それをどんな練習でここまで持って行くのか、そして、何よりどんな考えのもと、トレーナーはブラインドボクシングを指導し始めたのか、気になります。早く体験会に行ってみたいです。取材を進めましょう。
取材に際してのご連絡
もしかしたらnote上でも、この映画を知って、「取材受けるよ〜」と言ってくださる方がいるかもしれないので、ザックリと書いておきます。映画における「取材」というのは、すなわち脚本を書くためのものです。
● 視覚障害者の方への取材
○ 恋愛事情
○ 日常の些細な気になることや不便なこと
○ 逆に誤解されてるなぁ、と感じること
○ 学生時代のお話や家族関係・交友関係
● ブラインドボクシングを指導している方、また、受けている方への取材
○ トレーニングメニュー
○ 特に意識していることや逆に意識していないこと
○ そもそも何故始めたのか
今回であれば、上記のようなことがメインになってくるのですが、単純に視覚障害者の方が身近にいる人であったり、ボクシング経験者や格闘技経験者、その他にも、半グレ兄弟が出てくるので、そういう方と交際していた方であったり、地元にそういう人がいた方なども、お話を聞きたいです。
実際に映画に反映されるのか?と聞かれると、それは全く分からないのですが、大事なのは情報を持つことだと思います。
脚本家にせよ、演出家にせよ、知らないことは描けないのです。そういう意味では、やればやるだけ映画がよりリアルに、強度を持ったものとなることは間違い無いです。
忙しくて、という方は5分でもいいので取材させてください。話すのはいいけど撮られるのは、という方は勿論撮影しません。遠方なんですが、という方はZOOM等で構いません。
ぜひ、ご協力してください!!
以下のメールアドレス、もしくはTwitterのDMでお待ちしております。
📩:canary.since2020@gmail.com
Twitter:@ISAMI_Canary
第三回企画会議を見る前に!
前回の動画から修正された物語構成(プロット)をもとに話し合ってます。ぜひ一読してから見てもらえると、理解しやすいと思います。
また、今回からはカナリヤメンバーの桂くんが、カメラを回しています。
前回までのように定点で流しっぱなしの映像ではなく、ところどころで文字情報が入ったり、中盤では、特別にブラインドボクシングの紹介映像が入ったりと、簡単ですが、編集されてます。
【第三回企画会議の内容】
● 古川桂一(桂くん)がドキュメンタリー監督に!?
● ヒヤマの人物設定について
○ 視覚障害者のジンに目をつけ、指導する決定的な理由がない
○ 劇中でのヒヤマ自身の葛藤や成長がない
● 有料限定!特別なPVをご紹介!
● サオリの成長について
○ ジンとのセックスを経て「成長」するように見える
○ 他力ではなく、自身で乗り越えんとする様子がほしい
● ジンは”そもそも視覚障害者”ではダメなのか
○ 視覚を失うことにドラマを見出しすぎてはいないか
○ 最初から盲目であることに、何か不都合があるのか
【前回の打ち合わせで修正されたプロットVer.3.0】
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