推しの話をさせてくれ(高橋ヒロム編②)
昨日、7/2(木)。私の最推し選手が史上最高の試合を魅せてくれましたので突発的に書いています。
昨日の石井戦はこの人を応援できる、好きになれる人生でよかったと心から思えた試合でしたので、振り返りながらヒロムちゃんの魅力を思う存分余すことなく語りつくしたいと思います。
「ヘビー級で一番強え男」と評した石井智宏との大一番。
ここに勝てば、優勝、果ては内藤哲也との対戦も見えてくる天王山。
前日の前哨戦からメラメラと漂う期待感。
昨日ほど緊張した一日を過ごしたことはなかったかもしれません。
それくらい、ずっとこの試合のことを考えていました。
石井選手といえばデスペが「NEVERの顔」と評するくらいパワーファイターの代表格。打撃系だけではなく何でもできるオールマイティでしかもすべての技の威力がけた違いの破壊力を持っています。
しかも鬼のようにタフなので何度倒れても立ち上がってきます。
ヒロムとは階級はもちろん、ファイトスタイルも違うので全く予想がつかなかったです。
私はヒロムが好きなので、ヒロムが勝つと心から信じたかったのですが、
2月の鷹木さんとのNEVERタイトル戦を思い返したときに、あんなに強い鷹木さんがどうにか勝ったというのに、ヒロムはどうやって勝つんだと信じ切ることはできませんでした。
それくらい石井智宏という存在は私にとってもおそらくヒロムにとっても怖い存在でした。
試合はまさかのオープニングマッチで組まれ、私は今日の試合を最後まで見届けられるかさっそく不安になりました。
ヒロムが先に入場し、そのあと石井さんが入場。
入場するや否や額を突き合わせてのバチバチ音が鳴るようなにらみ合い。
すでに泣きそうになる私。
試合開始直後、ショルダータックルを何発も何発も入れるヒロムに対して石井さんはびくともせず、最終的に吹き飛ばす始末。
チョップで応戦するもテレビ越しでもわかる超強烈な逆水平に腰が落ちてしまうヒロム。
このあたりでもう泣いている私。
終始劣勢でなかなか形勢逆転の一発が打てず、勝利への雲行きが怪しくなってきました。
試合中盤、ようやく一つ得意のムーブを見せて、Dで石井さんの動きを止めます。それでも腕一本で持ち上げて無理やり引きはがすと、トップロープからの雪崩式ブレーンバスターでゆっくりとリング中央へ叩き落しました。
えぐい高さから落ちたらダメージは内臓に響くらしく、ヒロムはみぞおちのあたりを押さえてもだえ苦しんでました。
何とか立ち上がってエルボーを打ち込みますが、全然力が入っておらず、
石井さんのエルボー一発で吹っ飛んでしまいます。
そのあとも果敢にDで絞めたり丸め込んだりと着実に石井さんを追い詰めますが、えぐいラリアットをもらってしまい体が1回転半くらいしてしまいます。
正直、もうヒロムが死んでしまうと思うくらいの強烈なラリアットをもらったにもかかわらず、起死回生のダイナマイトプランジャーをさく裂させ、
TIME BOMBへつなげるも、カウントは2。
ならばとドラゴンスリーパーの形から1.4 オスプレイ戦以来となるTIME BOMB Ⅱを完璧な形で放ち3カウント。
ヘビー級最強の石井智宏との死闘を制しました。
あえて石井さんの土俵に入って小細工なしの真っ向勝負で挑んだヒロム。
そこには意地やプライド、今までずっと叫び続けてきたものへの覚悟が見えました。
それは真っ白の腕のテーピングにも現れていたように思います。
石井さんもまた、言い方があってるかは分からないけれど、胸を貸すようにジュニアヘビーチャンピオンの気持ちを真っ直ぐ真正面からしっかりと受け取っていたように思います。
私は本当に心からのおめでとうをヒロムに送りたいです。
そして、こんなに元気と勇気を貰える試合を見せてくれたこと、どんな状況でも諦めないこと、夢を声に出す大切さを、誰かを応援することの楽しさを、私の人生をこんなにも素敵で華やかにしてくれたことに本当にありがとうと伝えたいです。
ヒロムを応援できる人生で、好きになれる人生で本当に良かった。
トーナメントはまだ終わってないし、なんなら今日は超人 オカダ・カズチカとの対戦ですが、今日は勝てる、ヒロムが勝つと心から信じられます。
昨日の試合はそれくらい凄かったし、まだまだ強くなれると確信出来ました。
ヒロムが自粛期間中に考案した対ヘビー級の必殺技をまだ出してないし、オカダも自身の代名詞でもある"レインメーカー"をまだ出してません。
トーナメントを勝ち上がるとオカダに当たるのは大方の予想が着いたでしょうから、対オカダ戦まで温存してるのか、それとも優勝後の内藤戦のために取っておくのか分かりませんが、とにかく今日は見逃せません。
しかも今日は34年振りに生中継されますしますます見逃せません!
あー楽しみだ!!!