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禁断の書

重厚な本

紋章に血を垂らすと
吸い込まれる様に
血が消えた

本の頁の隙間から
子蜘蛛が沢山 出て来て

僕の身体の隅々まで
検分するかの様に
覆い尽くして来たんだ

身体の一部分が
焼ける様に熱い

気が付けば蜘蛛は居ない

焼けた痛みを感じた所は

本と同じ

紋章が

身体に付いていた

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