9月入学について思うこと(1)。
学校の秋入学が検討されているそうだ。
私の結論は、「必要ない」。
少なくとも、「慎重に検討すべき」だと思う。
理由は大きく2つある。
1)世界は多様性を求めている。
2)別に留学スムーズにならないと思う。
ちなみに、私は大学院留学経験者(英国・正規留学)である。
その他も合わせると、通算で約7年の海外在住経験がある。
本編では理由その1について書いていこうと思う。
1)「世界は多様性を求めている」のです。
実は、ちょっと昔、海外志向が強かった20代後半の頃は、ワールド・スタンダード!! グローバル化!!、世界基準に合わせろ!!見たいな事を思っていた。(若気の至り)
しかし、グローバル化の本質は? 世界を画一化することであるか?
その答えは「否」。No! なのだ。
むしろ、答えは逆。世界は多様性を求めている。
少なくとも、ユネスコもそう言っている。
https://www.mext.go.jp/unesco/009/1386517.htm
世界には様々な個性、価値観、習慣、伝統があり、当然、日本の常識が通用しないところもたくさんある。それが世界の文化の豊かさだ。私が海外生活で、勉強になり、楽しんだのはこう言った「違い」であり、それが海外生活の醍醐味だった。
なのに、コロナ騒ぎに便乗して、画一化しちゃおうとしている。
いや、変更は大変だろうし、そんなの世界は求めてませんよ。
それに、そうやすやすと、とりあえず他の国もそうだからと、日本の形式を変えていいのか!!日本のやり方にもっとプライドを持て!!
こう感じる理由は、留学していた時によく感じていたことにある。実は、日本人アーティストってだけで、魅力3割り増しなのだ。日本の文化はブランドなのだ。変な横文字使って「クール・ジャパン」とかやらないで、日本語で、日本文化純度100%だって、きちんと受け止めてくれる土壌は、すでに出来ているのだ。(昔はそういうのも必要だったかもしれないけど)
さらに、グローバル化したいならば、グローバルに合わせるのではなく、むしろもっとローカルの独自色を出すべきである。これは鉄則。
これは地方創生を例にすればよくわかる。ホリエモン的にえば「東京の劣化コピー」のようなものがある所に、わざわざ東京の人が行くか?よく考えればわかることなのだ。そこにしかない独自の魅力に人は惹かれ、わざわざ来る。世界に出たければ、ローカルを前面に出す。皮肉にも、これが今の世界のスタンダードだと思う!(これについて語ると熱くなる!)
少し話が逸れたが、要するに、少しくらい、アカデミックカレンダーが違っても、日本が魅力的であれば、留学生は来るし、色々と日本が欧米に合わせて欧米化すればするほど、日本の魅力は失われて行く。そう言っても過言ではないと思う。
それに仮に、留学がスムーズになったとする(実はそんなにスムーズにはいかないと思う)。簡単に行ける、ほとんど同じところにわざわざ行く必要はあるのか?いろいろに違って、不便だからこそ、留学に価値があるのでは?
安易なグローバルスタンダードへの追従は、日本の魅力を落としかねない。むしろ、違いを保ち、それを楽しむのが、今や世界のスタンダードだと思うのです。
その1、終わり。
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