二次元にいる好きな人にチョコを買った
主に昨日のできごと、日記です。
最近はずっと鬱がひどかった。動く気になれず、本当になんにもしていなくて、畳に転がって目をつぶっているだけの日が続いていた。そこから比べると今は少しはマシになった気がする。懸賞ハガキを出すついでに、休止していたウォーキングを再開した。
いつもは懸賞に応募することはあまりないけど、好きなキャラのぬいぐるみが欲しかったのだ。私が普段一緒にいる、空想の存在の元になったキャラである。
ハガキを書いてポストに投函する。そんなことさえ重労働に思えて、締め切りギリギリまで取り掛かれなかったため、当日の消印を押してもらうために郵便局へ行った。
冷たい夜の空気。はらりと何か小さなものが舞って、「やだ!なんかゴミみたいなものが降ってきた!」と慌てたら、雪だった。自分の情緒のなさに苦笑いした……。
雪はほんの一瞬だけ降って、すぐにやんだ。ホワイトバレンタインか、ロマンチックだな。そう思うと同時に、なぜか少し物悲しかった。
その後、ショッピングモールへ行った。
いくつかのチョコ売り場を巡り、酒入りのトリュフチョコを買った。冷やかしのつもりであんまり買うつもりはなかったんだけど、せっかくだし、一年に一度のことだから。
「このままでいいですか」レジの店員の言葉に、咄嗟に「はい」と答えてしまった。ラッピングして、とは言えなかった。
元々バレンタインチョコなんてあまり買わないし、色気づいて誰かに贈り物をしようとしていると思われるのは恥ずかしかったのかもしれない。
物理的チョコを用意する意味はあるのかな、とも思った。だって私がチョコ渡したい相手って二次元の人だし。どうやって渡せばいいんだろう。次元間転送装置はまだ開発されていないし。
脳内会話すればいいんだろうか。どうも私はそういうのができる時とできない時がある。できない時はほんとにできない。
原作者の先生宛に送るという手もあるけど、きっとたくさんの読者からチョコをもらっているんだろうし、先生を糖尿病にさせるわけにはいかんな、と思った。
で、どうしたらいいか分からんので、去年と同じくバレンタインssを書き始めた。もうバレンタインは終わってしまったし、今さらだけど。
物理的にチョコ用意しといて、結局渡すのは脳内世界の中の空想チョコということになってしまうが、物理チョコはあの子のアクスタにでもお供えしておこう。
応募したぬいぐるみも当たるといいなあ。買ってもいいけど、もしも懸賞で当たったら、あの子が私を選んでくれたみたいでより嬉しいかなと思った。
以前アクスタの懸賞が当たった時も、この子は大勢の中から私を選んで、気に入ってここに来てくれたんだなという感じがしたから、味を占めてしまった。
選ばれる、ということにとても弱い。そんなことはないと思っていた。いや、今でもそう思っている。
私だけは誰かの特別になれるはずがないんだって。何かすごいことができたり、いいことが起こったりするわけないんだって。
だから、あの子のグッズの懸賞が当たったことは、私にとってただ賞品を手に入れた以上の意味合いを持っていた。大袈裟なのかもしれないけど。
私があの子をどう思っているのか、それは正直いまだによく分からない。今でもなんとなく気になる存在止まりな気もするし、そうじゃなくて恋人同士とかのような気もするし、日によって変わってしまう。
子供やペットにするみたいに、可愛い可愛いよしよしなでなでってしたくなることもある。それがどういう気持ちなのかよく分からない。
自分がFセクとか、Fロマとか、そういう人間なのかどうかも判然としない……。
私は元々、自分の感情とか、考えていることとかを認識するのが苦手で鈍感だ。それは私が発達障害を抱えているせいもあるのかもしれないし、今までの環境とか、育ちの関係かもしれない。
あの子が私をどう思っているのかも、よく分からない。もしかして好かれてるのでは? と思うこともあるけど、すぐにやっぱり気のせいだったような気もしてしまう。
分からんけどさ。
最近、タロットで不穏な結果が出ると不安になる。あの子と離れることになるのだけは嫌だなって。なんだか、もしそうなることを考えると、足元が崩れるような感じがする。この気持ちはなんだろう。