2024年春節の観光動向を予測する
2022年10月に水際対策が撤廃になり、2023年5月に新型コロナウィルスが5類になるなどアフターコロナというより、完全に平常モードに入ったと言って良い観光業界。正月早々、能登半島地震が発生し甚大なる被害が出て一旦は日本人の風土病である「自粛病」が蔓延し始めたが、東日本大震災や熊本地震、熊本豪雨など度重なる大規模自然災害を経てマスコミも過剰に被害を煽ることも減り、ネット上でも被害が少ない地域へは積極的に出かけようといった雰囲気も見られており、過去のような過剰な自粛で被災地経済を破壊するようなことはなくなりつつあることはとても良い傾向だと思う。私も観光業界に身を置き、実際に被災した経験者として義援金だけでなく被災地の商品を購入したり、春以降に北陸へ旅行に行こうと検討中。実際に先日は天狗舞で有名な車多酒造さんの日本酒を3本ほど購入させて頂いた。先月末から禁酒中ですぐは飲めないのですが、あと半月ほどで解禁予定なので楽しみにしているところだ。
また、政府が素早く「北陸応援割」の実施をアナウンスした効果も大きい。この発表で北陸へ旅行に行っても良いのだと国民に心理的な安心感をもたらした。北陸応援割については先日解説記事を書いたので読んで頂ければと思う。
上記のような政府のアナウンスがあり、正しい情報が発信されていることで春節には大きな影響は無いと考えている。そこで、本題である今年の春節(旧正月)は観光客の動きはどうなるのだろうか。各種データを用いながら分析してみたい。
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