鉄路と海路が導いた上天草ベイエリア開発
上天草市松島(前島)港と宇城市三角港を結び、三角駅からJR三角線と接続運航する定期航路「天草宝島ライン」は2009年4月1日に就航開始し、2024年4月1日で15周年を迎えました。この航路が誇れることは過疎地の公共交通機関で通勤・通学・ビジネス需要が皆無で観光需要のみなのに運航補助金に頼らず完全に自主採算で運航していること。紆余曲折あり苦労を重ねてきましたが、その甲斐もあり当航路の就航が契機となり上天草市松島(前島)港は九州有数のベイリゾートエリアへと変貌を遂げました。その15年間の歴史について改めて振り返ってみました。
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