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エリアマネジメントの必要性 〜山鹿訪問で感じた観光地としての課題〜

6月3日(金)に熊本県山鹿市で開催されたまちづくり事業家木下斉さん主催の地域活性化について学ぶ勉強会「狂犬ツアー@山鹿」へ登壇も含め参加して来ました。地元での受け入れ準備は友人である山鹿清流荘の平井社長にご尽力頂き、狂犬ツアー初の宿泊施設を貸し切っての二次会「狂犬の夕べ」も設定された魅力溢れる企画となりました。

セミナーのテーマは「安くたくさん型観光からの脱却」。コロナ禍になり観光のあり方が大きく変わりました。コロナ禍、円安、ウクライナ情勢様々な要因によりアリとあらゆるモノの値段が上がり、人手不足による人件費の高騰で薄利多売のビジネスは不可能になりました。

だからこそ、付加価値重視の戦略が重要。

木下さんからは各種統計データから観光産業の現状解説や場所を選ばない本当に目的地になるレストランの事例などのお話があり、比叡山・高野山で富裕層向け宗教観光を仕掛けられている船田さんのお話など興味深い内容ばかりであっという間の2時間でした。

私も上天草が何故近年急激に成長して来たかのお話をさせて頂きました。また、ホテル竜宮の新たな高級ホテル「天ノ寂」や藍の村観光のリゾートワーケーション施設、マリーゴールドホールディングスの高級ウェディングリゾートなど更なる投資開発が進展していることには参加者一同衝撃を受けていらっしゃいました。

とんでも無い絶景露天風呂の天ノ寂のイメージパース
藍の村観光が手がけるリゾートワーケーション施設も注目!


セミナーの詳細は木下さんのnoteで事後配信をされているのでそちらをご覧ください(セミナー参加者・LDLメンバー以外は有料となります)

また、追加コンテンツとして平井さんが事業承継後の投資失敗による挫折、そこからどうやって事業を立て直したかについて木下さんをファシリテーターに私も絡んだ縣談を収録。日本の観光(旅館・観光施設)がなぜ「安くたくさん型観光」となったのか。私が平井さんに対してどのようなアドバイスを行っていたか、まあまあな暴露トークしていますのでこちらもご覧ください(こちらは木下さんのnote定期購読者限定となります)

狂犬ツアーに関しては木下さんのnoteを見て頂くとして、セミナー当日・翌日と木下さん達と行った山鹿市内の観光地視察で感じた私なりの考えを書きたいと思います。

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