見出し画像

天草宝島ライン就航15周年記念講演会参開催します!

当社が運営する定期航路「天草宝島ライン」は2024年4月1日で就航15周年を迎えました。補助金ゼロ、公共交通三大需要(通勤・通学・通院)ゼロで15年継続できたのはJR九州・JR西日本・熊本県に継続的な伴奏支援を頂き、上天草市・地元観光事業者の皆様のお力添え、家族・社員・取引先の皆様のご理解のおかげだと思っています。本当に感謝しかないです。15年間の歩みはこちらの記事を読んで頂ければと思います。

さて、これまで周年行事等はほとんど開催したことがなかった当社ですが、コロナ禍も完全に終わり、天草宝島ラインの乗船客も無事2019年の水準に戻ったこともあり業績もそれなりに良い状況に。私は常日頃から公共交通機関を運営する企業として何か地域へ還元したいと考えています。

現在の上天草、特に観光産業を見ると投資開発が進み全国から注目されるエリアとなっています。一方でハードの充実に対してソフトの進化が遅れている。特に富裕層の連泊需要を考えると食と文化(アート)に関しては大きく改善しなければならないと感じています。そのような背景もあり、今回の15周年記念講演会を開催することとなりました。


記念講演会概要

講演会概要

講演会名:天草宝島ライン就航15周年記念講演会
日程:令和6年12月21日(土)
時間:15:00〜17:30 ※14時受付開始
定員:100名(申込過多の場合は抽選になる場合もございますのでご了承ください)
費用:無料 ※WEBでの事前申込制
会場:ホテル竜宮 
熊本県上天草市松島町合津6136-20

駐車場:ホテル竜宮駐車場はご利用頂けません。
国道を挟んで反対側にある前島地区第2駐車場へお願い致します。

ミオカミーノ前にある前島地区第2駐車場へお願いします

開会 15:00

主催者挨拶 瀬崎公介(株式会社シークルーズ 代表取締役)
〜天草宝島ラインの15年の歩みを紹介〜

第一部 基調講演 15:20~16:20

テーマ「地域を変える ローカルガストロノミー」
 岩佐十良(株式会社自遊人 代表取締役)

〜10分休憩〜

第二部 パネルディスカッション 16:30~17:30

テーマ「ローカルツーリズムの可能性 
    ~これからの天草に必要なものとは~」

・モデレーター
 木下斉(一般社団法人エリア・イノベーションアライアンス 代表理事)
・パネリスト
 岩佐十良(株式会社自遊人 代表取締役)
 嶋田俊平(株式会社さとゆめ 代表取締役CEO)
 瀬崎公介(株式会社シークルズ 代表取締役

登壇者のご紹介

岩佐十良 氏

岩佐十良氏(株式会社自遊人 代表取締役)

1967年、東京・池袋生まれ。武蔵野美術大学でインテリアデザインを専攻。
在学中の1989年にデザイン会社を起業、のちに編集者に転身。2000年、温泉や食に関する記事が人気の雑誌『自遊人』を創刊、編集長に。2002年には「コメひと粒がメディア」というコンセプトを掲げて、美味しくて安全な食を提供する『オーガニック・エクスプレス』をスタート。2004年には日本の主食である「お米」を学ぶため、活動拠点を東京・日本橋から新潟・南魚沼に移転、自らも移住した。移住後はそのライフスタイルが注目され、「情熱大陸」「ソロモン流」「カンブリア宮殿」などのテレビ番組で紹介される。

2014年、新潟県大沢山温泉にオープンした『里山十帖』では、住空間や環境、衣服などの分野まで「編集力」を活かしてディレクション。持続可能な民家保存というコンセプトと斬新な手法が評価され、EU7カ国で発行される建築デザイン誌「AD」に紹介されたほか、「グッドデザイン賞BEST100」に選出、「中小企業庁長官賞」も受賞した。2018年には『講 大津百町』『箱根本箱』、2020年には『松本十帖』を開業、松本での様子はNHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で放送された。

多面的な活動に共通するのはライフスタイル提案を軸にした「モノ」や「ヒト」「空間」の「リアルメディア」化。2024年春には『10Stories OZE 尾瀬十帖』を開業するほか、新しい宿泊スタイルを提案する『10Stories Stay』を「KARUIZAWA」「UONUMA」「OZE」「MATSUMOTO」の4拠点で一斉に開業予定。2017年、『Forbes JAPAN』「地方を変えるキーマン55人」選出。2016年〜18年、2021〜22年グッドデザイン賞審査委員。武蔵野美術大学客員教授、多摩美術大学客員教授。

嶋田俊平 氏

嶋田俊平氏(株式会社さとゆめ 代表取締役CEO)

京都大学大学院農学研究科森林科学専攻修了。
環境系シンクタンクを経て、2013年にさとゆめを設立。「ふるさとの夢をかたちに」をミッションに、地方創生の戦略策定から商品開発・販路開拓・事業運営まで、一気通貫で地域に伴走するコンサルティングを実践。

2019年には、山梨県小菅村に、「700人の村がひとつのホテルに」をコンセプトとした分散型ホテル「NIPPONIA 小菅 源流の村」を開業。JR東日本との共同出資会社・沿線まるごと株式会社の代表取締役を兼務し、沿線まるごとホテル事業を推進。2023年には、沿線まるごとホテル事業でジャパン・ツーリズム・アワード 国土交通大臣賞を受賞。近著に「700人の村がひとつのホテルに」(文藝春秋、単著)がある。

木下斉 氏

木下斉氏(一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンス 代表理事)

1982年生まれ。高校在学時からまちづくり事業に取り組み、00年に全国商店街による共同出資会社を設立、同年「IT革命」で新語流行語大賞を受賞。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、一橋大学大学院商学研究科修士課程修了。

08年に設立した熊本城東マネジメント株式会社をはじめ全国各地のまちづくり会社役員を兼務し、09年には全国各地の事業型まちづくり組織の連携と政策提言を行うために一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンスを設立。15年から都市経営プロフェッショナルスクールを東北芸術工科大学、公民連携事業機構等と開設。2020年からは運営母体としてプロフェッショナルスクール株式会社を設立、既に500名を超える卒業生を輩出している。

20年には北海道の新時代に向けた「えぞ財団」を仲間と共に発足。内閣府地域活性化伝道師等の政府アドバイザー、台湾文化部国際招聘委員も務める。著書『まちづくり幻想』『稼ぐまちが地方を変える』『凡人のための地域再生入門』『地方創生大全』等多数。

瀬﨑公介

瀬﨑公介(株式会社シークルーズ 代表取締役)

1977年熊本県生まれ。立命館大学経営学部卒。公共交通と観光を軸としたまちづくりに取り組む。

2009年JR三角線と接続する定期航路「天草宝島ライン」に補助金ゼロで参入。2011年より接続運行する特急「A列車で行こう」との鉄旅×船旅のルートは大人気となり、九州新幹線全線開業の最高の成功事例と評価される。その結果、上天草市前島港は飛躍的な発展を遂げ今や九州有数のリゾートエリアとして圧倒的な集客を誇る。

2019年経営難に苦しむ人吉市の第3セクター球磨川くだりの代表に就任。コロナ禍、熊本豪雨など度重なる試練を乗り越え2021年7月観光複合施設HASSENBAを開業。被災地の復興のシンボルとして数々の表彰を受けている。2024年POTLUCK AWARDグランプリを受賞。

第一部 基調講演

テーマ「地域を変える ローカル・ガストロノミー」

ローカル・ガストロノミーの提唱者である岩佐十良氏が地域の風土・文化・歴史を表現するような料理や食品を地域のコンテンツの鍵とし、「食」によって地域ブランドを向上させるために何が必要かをお話し頂きます。

ローカルガストロノミーとは?

地域の風土や歴史、文化、さらに農林漁業の営みを「料理」に表現すること。地域の食を観光資源化することはもちろんですが、レストランや宿などの施設と、農林漁業、さらに加工業を連携させて、将来に渡って地域が経済力を維持できるような仕組みを作ることが「ローカルガストロノミー」のテーマです。

第二部 パネルディスカッション

テーマ「ローカルツーリズムの可能性~これからの天草に必要なものとは~」

まちづくり業界では知らない人はいないと言えるほどの知名度と実績を誇り、当社のアドバイザーでもある(一社)エリア・イノベーション・アライアンス代表理事の木下斉さんをモデレーターに迎え、基調講演に登壇頂く岩佐氏、山梨県小菅村での分散型ホテル「NIPPONIA 小菅 源流の村」やJR東日本との協業での沿線丸ごとホテルでも注目されている株式会社さとゆめCEO嶋田俊平氏、私瀬崎も加わりローカルツーリズムの可能性をテーマに、これからの天草に必要なものは何かをディスカッションしていきます。

お申し込み

天草宝島ライン就航15周年記念講演会特設サイトからWEBでの事前申し込みのみとなります。お電話、FAXでのお申し込みは出来ませんのでご注意ください。お申し込み、詳細については下記特設サイトをご覧ください。

たくさんのご参加をお待ちしております!

ここから先は

0字
このマガジンを購読頂くほうが月に2〜3本の記事を購入するより断然お得です♪

熊本県をフィールドに観光と公共交通を軸とした水辺のまちづくりに取り組んでいます。また、補助金なしで公共交通立ち上げや債務超過の三セク再建な…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?