北陸応援割は理にかなった景気刺激策

元旦に発生した能登半島地震。奥能登と呼ばれる輪島市や珠洲市などを中心に甚大な被害となっている。一方で比較的に被害が小さかった金沢や山代温泉等だけでなく富山県や福井県でも観光客が大きく減少。例年この時期はカニや寒ブリなど魚介類がとても美味しく繁忙期であり宿泊を中心とした観光関連産業は大きなダメージを受けている。

「北陸に来て」石川の宿泊キャンセル“8億円超” “応援割導入”に温泉街の切実な願い | khb東日本放送

そこで政府が1月25日に「被災者の生活と生業支援のためのパッケージ」の中で北陸応援割（３～４月、補助率50％、最大20,000円／泊）を実施することを決めた。しかし、ネット上では賛否両論。

内閣府HPより

ネットで散見される代表的な意見
・まだ観光どころではない。時期尚早ではないか？
・生活支援の方が先だろう
・被災企業に直接支援すべき
・自民党の利権に絡んだバラマキだ！

北陸応援割 宿泊代が半額 応援したいけど本当に行っていいの？ | NHK

人それぞれ考え方は違うのでなんとも言えないが、観光業を営み熊本地震による風評被害・熊本豪雨による直接的な被災の両方を経験した私の見解は「絶対必要な支援策」と思う。そのことについて少し書きたいと思う。