意図せずして優雅
2024/06/16(日)
一昨日、クローゼットの上段から3台の扇風機を降ろした際に軽く痛めた腰の影響か、明け方、妹に赤ちゃんが生まれて長時間抱っこする夢を見た。
自分が我が子らを抱っこするような育児中に腰の痛みを感じたことはなかったが、ひょっとするとぼんやりと痛かったのかもしれない、だからこんな夢を見たのかもしれないと目覚めて思案。
それにしても、妹はとっくの昔に二児の母なのに、なぜ妹の赤ちゃんという設定なのだ。せっかくなら自分の赤ちゃんという設定にすればいいのにと、夢の創造主である自分自身に設定のクレームを念じる。
腰の痛みはマシになっている気がするが、同時に腰周辺の筋肉が痛み始めている。患部をかばって周りの筋肉も痛めるパターンというやつか。今日も時々横になりつつ、グキッと致命傷を負わないようそーっと過ごす。
背を丸めると痛い。だからずっと背筋を伸ばしている。歩くときも、座る時も、床の物を拾うときもである。これまで40年以上、無邪気に背中を折ってかがんで拾ってきたというのに、今やそんな怖いことはできない。バレリーナのようにピンと上半身を伸ばしたまま膝を折って拾う。ヨーロッパの王族が行う伝統的な挨拶・カーテシーのようだ。挨拶相手も誰もいない一人きりの空間で、黙々とカーテシーをして物を拾う。
意図せず優雅。
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