二十歳

すっかり寒くなり、20歳を迎えてから約4ヶ月。

20歳ってなんだかもっと特別だと思っていた。
でも、なってしまうと案外それほどでもない。
10歳の時二分の一成人式だねと言われたあの日。
お酒を飲んだら一気に大人になれると信じて疑わなかったあの日の私は10年後の自分がこんな姿だと想像していただろうか。夜中にエナジードリンクを飲みながらこんな文章を書いている。

高校生の頃ですら、20歳になったらメイクやファッションに気を使い、彼氏とデートしているものだと思っていた。
それがどうだ。ギリギリのメイクと系統が定まらない壊滅的なファッション。出会いに踏み込むことすらできないビビり具合。

なにをやっているんだ。もう大人だぞ。と自分を奮い立たせても、心はなかなか成長しない。
20歳になったら魔法のように自ずと自立した人になれると思っていた。そうなりたかった。

食べ物の好き嫌いは多いし、興味ないことは全くやらない。3日坊主で何もやり遂げられない。こんな私が大人になっていいのだろか。
不安で、不安で、でもやっぱりなぜか少しワクワクしてしまう。

自分のことが大嫌いだった10歳の頃。20歳を迎えれば理想的に変われると思ってた高校生の頃。
貴方は驚く程変わらないよ。でも、自分のことがほんの少しずつ好きになってくるよ。

これからの私の目標は、自立することでも、仕事をこなせるようにすることでもなくて、ありのままの自分のことを大好きになれるようにすること。


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