ひとりで生きていけるかなんて、いつだってずっと不安だった
「ひとりで生きられそうって、それってねぇ褒めているの?」
Juice=Juiceのその歌詞にたじろいでしまう。
ひとりで生きられそうって思われるくらい強く見せられる人でさえも、ひとりで生きられるほど本当は強くない。
ひとりで生きられないという弱さを見せられないからこそ、虚勢を張って大丈夫なふりをする。
触れられたら崩れ落ちてしまう砂のお城を、必死に守り抜こうとするみたいに。
大人になることが怖かった。
大人になった今でも、より大人になっていく自分が怖い。
10代後半なら許さ