再びクサギ染め
野菜の皮や果実を染色するのに使おうと
思って、冷凍庫にちょこちょこ溜めていたら、
冷凍庫の中がいっぱいになってきた。
今回は冷凍していたクサギの実を
使ってTシャツを染めることにした。
今年の夏はかなりの頻度で着ていたTシャツ。
色黒を更に目立たせていたとしても、
関係なし。
着たいものを着れば良い。
クサギの実で染める時には、
クサギの実をケチらず使う。
色落ちしやすいのも一つだけれど、
そもそもの染料が少ないと、
更に色落ちしやすいのじゃないかと。
そして、しっかりと濃染剤で下地処理をする。
濃染剤は、繊維の表面に糊を付けている
ようなものだから、
繊維の中まで染まらないんだとか、
汗と反応して色が変わったりする。
一長一短あるけれども、
少しでもクサギの色を長く保てれば良いので、
気にせず使う。
去年のクサギの実は、
結構茶色くなったものも混ざっていた。
茶色の実が混ざっていると、
青い色素以外に、茶色や黄色が出てくるかな。
なんて思って煮出した液↓
緑っぽい色に。
まだ色が出そうだったのでもう一度煮出した。
1番目の液よりも黄色が出てきたところで、
これ以上煮出すのはやめて、
Tシャツを染めることに。
今回は折りたたんで紐で縛って、
模様を入れてみた。
こうすれば色落ちしても目立たないだろうと。
染めてみると↓
ぐんぐん色を吸っていくTシャツ。
クサギの実で染めると、気持ちが良いぐらい
あっという間に色素が入っていく。
縛っていた紐を外して洗って乾かす。
汗をかく部分は普段の洗濯だけでは
落ちていないようで、
濃染剤に反応して黄色くなっているけれど、
そこまで目立たないから良し。
緑がかった青色は、なかなか他の植物では
出せない色。