人一倍敏感な子の子育て #4 わが子の幼稚園時代の出来事から学んだこと
(2021年2月4日に内容を一新しました)
HSCのお子さんをお持ちの方で、入園後の生活を心配されている方に、「心配しなくても大丈夫」と思っていただけるような内容になっています。
どんなに感情の起伏が激しい子でも、親がしっかりしていれば子供は安心して登園(登校)できます!
以下、我が家のエピソードを交えながらお話していきたいと思います。
🔳親も温かい気持ち、穏やかな気持ちで子供を送り出す
何よりも、親が落ち着いてニコニコ、笑顔でいることが一番です。
少しの時間でも一息つきたい……。
そんな親の都合でがみがみ言われる子供の気持ちを、アドラーと出会う前の私は考える余裕がありませんでした。
(何よりも、私がそういう親に育てられたから、そういう対応しかできなかったのですが)
集団生活は、HSCにとっては刺激の多い場所であることは言うまでもありません。
しかし、それに少しでも慣れておかなければ、年齢を重ね、学校や会社に属した時にうまくふるまうことができず苦しむことになるかもしれません。
我が子の気質を想いつつ、甘やかさずに社会に適応させるにはどうしたらいいか。
以下に記すのは試行錯誤した、私と子供の幼稚園生活(一部)です。
🔳入園式から大泣き、無我夢中の一学期
初めての場所、知らない同級生、親の不在。
HSCの我が子にとっては何もかもが不安の幼稚園生活。
その不安に寄り添ってあげれば安心できたかもしれませんが、当時の私は下の子(当時1歳)の面倒や寝不足のために気が回っていませんでした。
「とにかく幼稚園に連れて行って慣れさせなければ!」
そんな思いで毎日引っ張って行っていたものです。
園服に着替える、という感覚も子供には全く理解できなかったようです。
お気に入りの服のまま登園した一学期でした。
🔳制服に着替える習慣がついたのは、アンパンマンのワッペンのおかげ
園長先生に許可をいただき、園服の裾にアンパンマンのワッペンをつけることに(アンパンマンに勇気をもらえたのかな?)。
それをきっかけに、嫌がっていた園服にも着替えるようになりました。
年少組だったから周りの子が「私服」を特別視しなかったのは幸いでした。
また、周りの保護者の方も温かく見守ってくださったので、本当に今でも感謝しています。
まだ、当時はあまりメジャーではなかったHSCですが、いわゆる「普通じゃない」子供に対して寛大でいられる方が多かったのです。
幼稚園の雰囲気や先生方の対応も関係していたかもしれません。
🔳感極まって泣いてしまうのも、感情豊かなHSCならでは
その後は楽しく園生活を送り、やがて卒園の日がやって来ました。
練習にもかかわらず、卒園の歌を歌って泣いてしまったり、当日も先生との別れが寂しいのか大泣き。
感情の整理もつかず、しばらく泣き通しだったので式後にクラス全員で集合写真を撮ったタイミングまで残ることができませんでしたが、それも思い出の一つです。
(写真はクラスメールで後日送信されてきたのですが…)
🔳刺激に慣れさせることも必要
幼稚園では毎年担任の先生が変わる、というのも大きな刺激となったことでしょう。
家ではママ、パパくらいしか大人がいませんが、幼稚園では担任やその他のクラスの先生、補助の先生などが入れ代わり立ち代わり子供たちと接します。
また友達も、いろんな性格、飯能、気質があるのだということがだんだんわかってくる。
それは、まだ短い人生だとしても、日々積み重ねて学んでいくしかありません。
HSCだからといって過保護に、うちに閉じ込めるのではなく、社会でうまくやっていけるよう、親は後ろからそっと背中を押してあげる。
そういう接し方ができればいいなと思っています。
🔳甘えさせることも必要
甘えさせることと甘やかすことは違う、と言います。
刺激を多く受けた子供は、帰ってきてからほっと一息つきたいはず。
その頑張りを認め、だらけたり甘えたりするのを許してあげる。
そうすればまた、明日から頑張るエネルギーを蓄えることができるんじゃないかな、と思います。
✨まとめ✨
✅親は常に落ち着き、笑顔でいるのが望ましい
✅泣いていた子供でも、日々成長しているので心配し過ぎない
✅刺激に慣れさせることも必要
✅甘えさせることも必要
補足になりますが、「あなたはHSCだから」と子供に言ったり決めつける発言はしていません。
そういう枠組みにとらわれず、今は「ありのままの自分」で生きていってほしいと思うからです。
またHSP気質の大人も、自分の気質を知り、周りの大人や子供とうまく付き合っていければと願っています。
✨今日も、最後まで読んでくれてありがとうございます✨
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