「学校は楽しい」は幻想である ~繊細さんはつらいよ~

「学校は楽しいです。
 先生は優しいし、
 友達もたくさん出来ます。
 みんなで待っています!」

四月。
子どもの入学式で、
六年生がビデオメッセージで語っていた台詞である。

これを見た一年生のうち、
何人が言葉通りに受け取っただろうか。
少なくとも親である私は、
「言わされている、作られた動画」と受け取った。

私がひねくれているだけなのかもしれない。
しかし、
あの場に座っていた保護者の中で、
小一から楽しい学校生活を謳歌した、と
自信を持って言える人が果たしてどれくらいいただろう。

「学校が楽しい」は幻想である。
少なくともHSPの私にとっては。

そもそも「義務」教育である以上、
また「勉強」である以上、
そこに自分の意思はない。

くわえて、
HSP(当時ならHSC)にとって
大人数がいる場で発言したり、
一人でいることを認められなかったり
すること自体苦痛なのに、
「みんな一緒」を強制される。
「みんな違って、みんないい」は
口先ばかりである。

HSC・HSPにとってはまだ
この世界は生きづらい。
しかし、そう言っていたのでは
生きていくことが出来ない。
ある程度の柔軟性は必要なのである。
(今日も娘はぐずったが、
学校まで付き添って連れて行った。
 泣けば休める、は基本的にさせない。
 悩ましいところだけれど……)

HSCの息子は、
あれほど嫌がっていた学校に
すんなり行けるようになった。

3年生になり、おそらく
ある種の「あきらめ」を覚えたから
だと思っている。

以前なら苦手な科目の授業があると
全力で嫌アピールをしていたのに、
今日なんて
「体力テストかあ、やだなあ」
とニコニコ顔で
言うのである。

おお、成長したなぁと
感じたわけだけど、一方では、
「学校で生き残るために
頑張っているんだな」

思うと胸が痛む。

子どもの個人的な努力を当てにして
一方的に教えるやり方は効率がいいかもしれない。
しかし、本当に個性を大事にするなら、
子どものこうしたメンタル面も
考慮して欲しい
と願う。

HSCやHSPが生きやすい世界にしたい。
今のところは身近な人の相談や
自分の子どものメンタルサポートくらいだが、
いずれは多くの人の役に立ちたいと思っている。


……今日はちょっぴり辛口の主張文でした。

今日も最後まで読んでくださり、感謝です💖

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いろうた@「今、ここを生きる」を描く小説家
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