改めて地元を歩く ~埼玉県川越市~
年末年始、出身の埼玉県川越市に帰省。市街地の探訪をしました。備忘録を兼ねて巡ったところの写真をアップします。
今回巡ったルートは以下の通り。
〈一日目〉(約二時間)
川越駅から出発 → 川越八幡神社 → 出世稲荷神社 → 喜多院 → 成田山別院 → 三芳野神社 → 本丸御殿 → 市役所(道灌像)→ 菓子屋横丁 → 蔵造りの町並み → 時の鐘 → 薬師神社 → 蓮馨寺(れんけいじ)
川越駅。高架橋のリニューアル工事のため閉鎖的な空間に。
そこから本川越駅方面へ。
メインストリートの東側を通ると、狭い道のわきに川越八幡神社。
さらに北東へ歩いていくと、出世稲荷神社。その名は知られていても、住宅街の中にあるので観光で行こうと思ったらちょっと迷うかも。
初冬ごろにいけばイチョウの葉が目印になるかもしれません。境内は小さい。
埼玉病院からさらに北東へ進むと、喜多院。
本殿のわきには、松平大和守家廟所。
喜多院敷地内には五百羅漢像。自分や身近な人そっくりな石像がみつかるか
も?
こちらは成田山別院。喜多院のすぐ近く。
喜多院も成田山別院も、初詣には大変な賑わいとなりますが、年末の早朝はひっそり。
ここから、十五分ほど足を延ばして本丸御殿を目指す。ところが道を間違え、さまよっていたところ、三芳野神社を発見。
なんでも、「とうりゃんせ」の発祥の地と言われている場所だそう。住宅街にひっそりとたたずむ神社でした。
そこから間もなくすると、目指していた本丸御殿へ。こちらは立派。
本来は、下写真のように、川越城が存在していたが、残っているのは玄関から続く大広間と土間のみ。いまはその土地に学校などの施設が建っている。
市の花が「やまぶき」だったことをこれを見て思い出しました。そして、川越城の築城にかかわった太田道灌と言えばこの和歌
「七重八重花は咲けども山吹のみの一つだになきぞあやしき」
道灌が鷹狩に出て雨に遭い、蓑を借りようとしたとき、若い女に山吹を差し出され、それが『七重八重花は咲けども山吹のみの一つだになきぞ悲しき』という古歌(『後拾遺集』雑)の意だと後で知り、無学を恥じ、和歌の勉強に励んだ、との逸話があります。それで、市の花が「山吹」なのかな? と思ったのでした(正確な理由をご存じの方がいたら教えてください)。
その、太田道灌像がある、市役所前。
そこから蔵の町並みのある、市街中心へ。ちょっと足を延ばし、菓子屋横丁。ただ、早い時間だったのと年末だったのとで店はほとんど開いていませんでした。
唯一、開いていたお店の前には日本一長いと有名な麩菓子が。以前の情報から、五十円値上げしていました。
蔵の町並みへ戻ります。ここからしばらくは電柱が埋め込まれているため空が広く感じます。川越祭りで、背の高い山車が通行しやすくするためです。
本の一本、わきに入ると寺院が結構あることを知りました。
そしてお待ちかね、時の鐘。川越のシンボル。観光客は皆、これを熱心に撮影していました。
その奥にひっそりとたたずむ薬師神社。ほんと、だれもいなかった。
そして、駅方面へ行く途中に蓮馨寺。
触ったところの病気が治ると言われていて、あちこち剥げた跡が。多くの人が、頭をなでるという話。
〈二日目〉
また、別日に川越氷川神社へも行きました。市内は、お目当ての寺院へ初詣に行く方でごった返していました。
歩いている人が多かったですね。皆さん、健康です。
川越市駅から歩いて、三十分ほどかかりました。
有名な、鯛の形のおみくじ。みんなこぞって釣っていました。意外と引っかからず、難しかった。私は「吉」でした。いいことあるかな?
なお、今回はこれらの神社を徒歩で巡ったため、二時間ほどを要しましたが、川越駅前から巡回バスが出ていますので、こちらをご利用になったほうが楽かと思います。
健脚な方はぜひ、市内をぐるりと散策してみてはいかがでしょうか。とってもアットホームな街、川越の紹介でした。
(アクセス)
東京から、山手線で23分池袋駅下車、東武東上線に乗り換えて急行30分川越駅下車。
横浜方面から、副都心線でもくることができます!