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登場人物の心情描写にこだわる物書きでありたい
異世界転生もののブームに全く乗れない、いろうたです。
かつて(と言っても10年以上前)は、ファンタジー小説も書いていたし、ライトノベルだって読んでいたのですが、ある時を境に「私が書きたいのは異世界じゃない、現実世界だ」と思い、現在に至ります。
そのとき書いたのが「チェスの神様」のベースとなる話でした。このお話で私の書き方―― 一人称視点の二人語り――が確立したと言ってもいいでしょう。
このスタイルの気に入っている点は、視点キャラからは分からない相手の心情を、読み手は知った上で読むことが出来るところです。現実世界ではあり得ない、「あいつは何を考えているのか」が読者には分かるから、彼らのすれ違いや思い違いにハラハラドキドキできるのです。
こと、恋愛に関してはこの手法がとても有効だと感じていて、これまで投稿してきたほとんどの作品で採用しています。
☆ ☆ ☆
また、「チェスの神様」以降の作品では一貫して「今、ここを生きる」をテーマに据えているため、能力そのままで人生をやり直す(異世界転生ものに対する個人的なイメージです)的なお話が書けないんですよね。
これは私の人生観の問題ではあるのですが、やり直すとしたら、スタートは「今、ここ」なんです。人生いろいろ辛いこともあったけど、それを抱えたまま「今、ここ」からリスタートする。その境地に至るまでの思いを綴りたいのです。
☆ ☆ ☆
小説を読むのも書くのも、思考をこねくり回す作業が伴うと思っています。
「あー、面白かった!」よりも「このキャラの気持ち、分かるなあ。切ないなあ」「私の悩みもこんなふうに考えたら楽になれるかも」と気持ちの変化を楽しみながら読んだり書いたりしたい、と言うのが私の考えです。
だからちっとも流行らない(笑)
哲学的な、精神論的な、あるいは心の処方箋的な小説になりつつあるので(あえてやっている部分もあるのですが)……。でも、少数ながらも理解して下さる方がいれば、私が書く意味はあると思っています。
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☆最後まで読んでくださりありがとうございます☆
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