人一倍敏感な子どもの子育て #12 幼稚園でしゃべれない子を持つ親として
家出は活発なのに・・・
下の子も年中が終わりに近づき、いよいよ年長さん。
ということで幼稚園でも「小さいぐみさんのお世話をしてあげましょう」とか「自分のことはできるようになりましょう」とか、園では先生たちが子供たちのやる気を促し始めています。
年少の時からほとんどしゃべれない下の子。
早生まれで小さいこともあり、周りが妹のようにかわいがってくれるのですが、自分から言葉を発することが難しいようで(本人曰く、恥ずかしい)、友達とのコミュニケーションはもっぱら「笑顔」と「うなずき」のようです。
先日、発表会があり、劇や歌が披露されました。
もちろん、しゃべれません。家出はあんなに楽しそうにしていたのに、演技もできず終わってしまいました。
園長先生に相談…
さすがに心配になり、先日、園長先生と一対一で話す時間を作っていただきました。
先生はこれまで多くのお子さんを見てこられたので、同じようにしゃべれない子を何人も知っているとのことでした。
しかし、年長になり、何かのきっかけでしゃべることができるようになったケースもあるそうです。卒園式の際、名前を呼ばれ「はい!」と初めて返事ができた子も。
そのような話を伺い、うちの子にもそういう日が来るのかもしれない、とやや安堵していると、では「お母さんはどんな子供だったの?」という話題に。
これまでの記事に何度か書いている通り、私も子供のころからおとなしい性格で、HSCだった(現在もHSPと思われる)し、思い返してみれば、近所の人にあいさつをされても、なんだか怖くて返事ができなかったな、という記憶がよみがえってきたのでした。
先生は、「きっとそうだと思った!」と納得したご様子。
そして、「お母さんがそうだったんだから、子供のころの話をして聞かせたらいいよ」とのアドバイスをいただきました。また、「お母さんもそうだったけど、今は話せるようになった。だから、私も大丈夫、というふうに安心させてあげることも大事じゃない?」 とおっしゃり、とても納得したのでした。
話せない原因探りではなく…
その話を聞くまでは、自分の「できなかった」エピソードを語ることに抵抗がありました。「じゃあ、今できなくてもいいんだ、と思わせてしまうのでは?」という主人の一言がずっとずっと引っかかっていたのです。
でもその一言も、ずいぶん前のことで、今思えば、話すかどうかは自分の意志で決めればいいのです。主人が決めることじゃないし、子供がどう感じるかは話してみなければわからないのです。
私も今では、一対一なら積極的にすら話しますし、同級生のママたちとも会えば話すことができます。時間はとてもかかるけど、そうやって少しずつ、自分と他人との距離を縮める方法が分かってきて、自然と発言できるようになる日が来る。だから温かく見守ろうと決めました。
世の中には「場面緘黙症」という、特定の場所で話せない人がおられるそうです。もしやそれに該当するのは? と疑う気持ちもあっての相談でもありました。
また、自分ができなかったので、子供には同じ思いをしてほしくないとの思いが心の奥底にあったのも確かです。でも、子供もきっと同じ思いでいるはずなのです。
「できないことを責めるのではなくて、できることを伸ばしてあげましょう」と先生から言われ、改めて自分が盲目になっていて、自分の考えを押し付けようとしていたのだなと反省しました。
時に、悩み相談に乗ってもらうことも必要
ここからは余談ですが…
主人の仕事の都合で親元を離れ、なかなか育児の相談事ができない環境の中、園長先生が話を真剣に聞いてくださったことがとても嬉しかった。
「またいつでも聞くし、また話しましょう!」 とおっしゃってくださったこと、泣いてもいいんだよと背中をさすってくれたこともうれしかった。
やはり、幼稚園の先生は「神!」だなと痛感した瞬間でした。
私も、そういう悩みを聞いてあげられる人になりたい、という気持ちが強くなりました。目下、勉強中ですが、この度自分の悩みを聞いてもらうという経験が今後いろいろな場面で役立てばいいな、と思っています。
*******
✨今日も、最後まで読んでくれてありがとうございます✨
✨いつでも自由に、創造的に、共に生きていきましょう!✨
よろしければ、スキ💕&フォロー&ほかの記事も読んでみてね!
コメント(感想)📝大歓迎! お返事いたします!
あなたに寄り添う、いろうたのオススメ記事はこちら↓
🔳自己紹介