いろどり書房※ただいま休業中※

※ただいま休業中※ 実店舗もネットショップも持たない本屋です。 ご注文やお問い合わせは…

いろどり書房※ただいま休業中※

※ただいま休業中※ 実店舗もネットショップも持たない本屋です。 ご注文やお問い合わせは各種SNSのDMにて承ります。 https://linktr.ee/hiraco27

最近の記事

  • 固定された記事

心より感謝を込めて

かねてより入院療養中だった母が、去る9月3日23時55分、60歳にて永眠いたしました。 生前は大変お世話になり、また、沢山の応援をいただき本当にありがとうございました。 感謝してもしきれません。 また、私の休業中も沢山の方にお世話になりました。 本当にありがとうございました。 7年のがん治療の上に、くも膜下出血で左半身麻痺。 倒れてからの190日間で、母から多くのことを教わりました。 30歳になる前に、人生の指針となる最高のプレゼントをもらった気分です。 火葬場に

    • Lv.30

      これは第16代目アメリカ大統領のリンカーンさんの言葉だそうです。 もうすぐ30歳を迎える私には、身近にすでに40歳を迎えた先輩がいます。 有難いことに共にお仕事をさせていただく機会が多く、それに伴いいろんな方に会わせていただき、会食もご一緒させていただきました。 そんな中、気付いてしまったことがありました。 「先輩、同級生の人より老けてないか?」 横に並ぶ同級生が、明らかに同い年ではない。 例えるなら、昭和の20代前後のアイドルと令和の20代前後のアイドルが同年代と

      • 一冊の本の力

        能登半島地震が起こった1月の出来事。 お客さまが私の「過去の投稿を見返して、本を注文しますね」と言ってくださった。 わざわざ自分の投稿を見返してもらうのが申し訳なく、今のおすすめを私からご提案した。 「センジュ出版の吉満さんが編集でお手伝いされた”あたりまえという奇跡”という本が最高にいいのでおすすめです」 こうして、「あたりまえという奇跡」が一人のお客さまの元へ。 私が休業した3月。 あたりまえという奇跡を読み終えたお客さまは、 被災したご友人にこの本を届けるた

        • 休業のお知らせ

          私事で大変申し訳ございませんが、家族の看病が落ち着くまでしばらく休業させていただくことにしました。 休業に伴い、開催予定だったイベントも全て中止とさせていただきます。 突然のお知らせで大変申し訳ございません。 関係各所の皆さまにもご迷惑をお掛けし、大変申し訳ございません。 更にパワーアップして戻ってくる予定ですので、何卒よろしくお願い申し上げます。 ※個別のご連絡はお控えいただけますと幸いです。

          1周年

          「なんか定価のままなんですけど、注文方法合ってますかね?」 と、しどろもどろになりながら ひとり本屋の先輩に教えてもらい、初めて自分で仕入れた本。 2種類を10冊ずつ、リュックと手提げかばんに入れて新幹線に乗り込む。 「さぁ、いろどり書房のスタートだ!」 と満を持して、私が取り出した本を見た先輩本屋さんは、なんとも言えない表情で言いました。 「え……、それにしたの!?」 今ならわかる。 初めての本の販売でAV監督が書いた本を選ぶ人間はそうそういない。 (※ちなみ

          いい絵本が入荷しました

          ※長文ですが、最後まで読むと涙が出るかも…?知れません。 今回ご紹介する『まよなかのふとんおうこく』は、ランディス・ブレアというニューヨークで人気のイラストレーターさんが書かれた彼の初めての絵本です。 (ランディス・ブレアって、めっちゃカッコいい人だそうです) アメリカでは発売と同時にモーリス・センダックの『かいじゅうたちのいるところ』の現代版!と高い評価を得ています。 以下、この本の出版社、井上さんから伺ったお話です↓ 私はこのお話で泣きました。 皆さんの前でご紹介す

          800年前も今も本質的にはそんな変わらないからジタバタしなくて大丈夫よ。と、そっと言ってくれる感じがする本

          ※タイトル(笑) 最近、よく「今は時代の変わり目だ」なんて言葉を耳にしませんか? 2025年の7月頃に何かが起こるとか。 目に見えるものに重きを置く「土(地)の時代」から、目に見えないもに重きを置く「風の時代」に本格的に変わるとか。 とにかく時代の流れがガラッと変わる。 今まで力を持っていたものが廃れ、新たな価値が生まれて、新時代に移行される。 得をすると思ってやっていたことが、損をすることになったり、 損をすると思っていたことが、得することになったり。 私は第六感

          800年前も今も本質的にはそんな変わらないからジタバタしなくて大丈夫よ。と、そっと言ってくれる感じがする本

          陽キャの"陰"が呼び起こされた本

          正直、読み始めた時は 「もしかしたら、私にはあまり合わないかも」 と思い、疑った。 わからない言葉や読めない漢字があって、その度に検索する。 「本屋のくせに、あんまり本読まんから言葉も漢字も知らんなぁ」と自虐する。 合わないかもと思いつつも読み進められたのは、五感が刺激されたからだと思う。 今、自分は文字を読んでいるのであって、映像は見ていないのに、頭の中に鮮明に”景色”が浮かぶ。 同じ景色を見ていない、会ったこともない著者が見ていたのかな? と思われる景色が。 たぶん

          陽キャの"陰"が呼び起こされた本

          転職の話でこんなに揺さぶられるとは……と思った一冊

          百万年書房の最新刊「転職ばっかりうまくなる」のゲラを読ませていただきました。 人生で初めて出版前の原稿(ゲラ)を読ませていただけて「なんかやっと本屋っぽいな」と思いました。 ひとまず、百万年書房の北尾さんにお送りした感想をそのまま書きます↓ 「刺さり過ぎて思わず涙するという…… 転職ばっかりうまくなるは「涙もの」と思っていなかったので自分でも驚きました。 ※吹き出すほど笑った部分も沢山ありました 中小企業の商社でOLをしていた時の自分とリンクして、 数年前の当時の私に

          転職の話でこんなに揺さぶられるとは……と思った一冊

          著者も編集者も全部ひっくるめて、箱推しできる”百万年書房”

          かっこのよろしい本をつくっている一人出版社「百万年書房」の代表・編集者の北尾修一さんの日記シリーズ。 第二弾「調子悪くて当たり前日記」 一言で感想を述べますと、二十数年生きてきた私の最も暗黒だった時代を思い出すことになり、 「あれ、思ってたのと違う感情が溢れすぎて、揺さぶられ過ぎてるぞ」でした。 (ん? これ一言で収まってる?) 前作の「自分思い上がってました日記」は今年の6月にがん宣告を受けたところから、手術前までの日記。 今回の続編は手術直前から今年10月までの日

          著者も編集者も全部ひっくるめて、箱推しできる”百万年書房”

          これは、ただの本づくりの本じゃないと思った本

          最近、本をつくりたい人が増えているらしい。 今年の4月、私の友人はデザイナーだけど自費出版で本を出した。 11月には、歯科医の友人が自費出版で本を出す。 私は本屋で本を売っているが、本を”つくる”ことに、あまり興味がない。 そんな私が今年の7月、浅草で行われたブックマーケットで手にしたのがこちらの本 『いつもよりも具体的な本づくりの話を。』 本屋をするにあたって、やはり作り手のことを知らなければ話にならんのではないかと思い購入。 (いや、格好つけました。本心ではある

          これは、ただの本づくりの本じゃないと思った本

          壮大な独り言

          友人が出演するライブに行って、感極まるくらい心揺さぶられたので独り言を書き留めておこうと思います。 独り言なので、破茶滅茶な文章になりそうです。 ご了承ください! 私はステージで歌ったり踊ったりするパフォーマーではないが、一般的な本屋さんとは違う「口頭で本の紹介をする」届け方なので、自分でイベントを企画したり、時には呼んでいただく機会もある。 また、本屋とは関係ないイベント運営のお手伝いもちょこちょこしているので、ほんの少しステージ業や、イベント運営の大変さがわかる気がす

          自分の在り方を考えさせられて唸った1冊

          「判断する人が一流かどうかもありますよね」 とある書店のトークイベントに参加した時に、とある写真家の方が言った一言。 私はこの一言に震えた。だけでなく、救われた。 そして、この日のエピソードは、人を救えるかも知れないと思った。 ことの発端は、雑誌の編集をしているらしい中年女性の質問から。 質問の内容は、まとめると「最近の若いカメラマンの出来が悪い」みたいな内容だった気がする。 これだからゆとりは……みたいな空気感が会場に充満し、他の登壇者も「あなたの話を伺う限り、そ

          自分の在り方を考えさせられて唸った1冊

          お気持ち代

          ※長文ですが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。 9/10(日)人生初の「文学フリマ」 友人が出店するので、軽く覗こうか〜くらいの気持ちで参加。 せっかくなので、他のブースも見て回る。 パッと目に入り、気になった本があったのだが一度目は手に取らなかった。 友人の代わりに店番をしたり、隣の出店者さんの本までおすすめしたり、自由気ままに過ごしたのち、また会場をチョロチョロした。 「やっぱこの本、気になるな〜」 と二度目でやっと、手に取ったのが百万年書房さんの『自分

          世間と真逆

          8/13(日)東京 北千住にて「読書のすすめ」小川さんとコラボして半日書店を開催しました。 雨の中、足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございました。 そして、今回はご都合が合わなかった方は、またどこかでお会いできる日を楽しみにしております。 実は台風7号の影響で雲行きが怪しくなったので、一瞬「中止」が頭をよぎりました。 東京は上陸しないから……と決行して、万が一、私が大阪に帰れなくなると小川さんに心配を掛けてしまう。(小川さんは”超”がつく程、いい人なのです)

          おめでとうにありがとうを込めて

          私は誕生日というものに疎い。 自分の誕生日を祝ってほしいという欲求が少ないのもあるが、サプライズも苦手。プレゼントも何をあげたらいいか分からず、最近では本人に聞くという手段を取り始めたくらいだ。 そんな私だが、毎年欠かさず「お誕生日おめでとう」とメッセージすると決めている友人がいる。 届けたおめでとうで「自分のことを思ってくれている人がいる。一人じゃない」と感じてくれたら嬉しいなと思う。 (本当の思いは、私の一方的な”ありがとう”だ) もう10年くらい前の話になるが、そ

          おめでとうにありがとうを込めて