私が紙でアクセサリーを作る理由
私は現在ペーパージュエリーを制作・販売しています。
イベントに出ていると、何故紙を使おうと思ったのかと聞かれることがあります。
私がアクセサリーを作り始めた理由は、軽いアクセサリーを作りたいからでした。
私自身が大振りイヤリングが大好きで、イヤリングのせいで耳や頭が痛くなったり、外れて失くしてしまうことも多々ありました。なので、大ぶりでも負担にならないアクセサリーを作りたかったのです。
どの素材を使うべきなのか色々と試した結果、
・軽い
・色展開が豊富
・様々な形に加工しやすい
という特徴が紙にはあったので、紙を使う理由を聞かれた時は、その特徴を述べて説明しています。
でも、もっと根本的な理由として、私は元々紙が好きだったなと最近気づきました。
小学生の頃、授業で使っていた辞書の紙質が大好きで、意味もなくペラペラめくっていました。
船を編むという映画を見たときに、辞書の編纂者が紙質にこだわっているシーンがあり、やはりめくりやすいように工夫されているんだと感動したのを覚えています。
若草物語とか赤毛のアンとか、名作と言われる本で辞書のような紙を採用しているシリーズ本があり、内容よりもその紙をめくりながら読む行為が好きで、よく図書館で借りていました。
"一億人の英文法"という本もペラペラツルツルした紙質で好きです。
幼い頃は書道教室に通っていたのですが、半紙の触り心地も好きでした。
チラシのツルツルな手触りも好きです。
友達へのお祝儀袋を買うときなんかも、和紙専門店に足を運び、素敵な模様のお祝儀袋を買ったりしました。
一時期はブックカバーを和紙で作ることにハマっていましたね。
最近は通販会社でアルバイトをしているのですが、そこでは様々な種類の包装紙でラッピングをしていて、紙質によって手触りやハリ感・折れ方が違って、その違いを楽しんでいます。
紙の匂いも好きです。
特に茶封筒の匂いが好きです。焼き芋の包み紙と同じ匂いだからかもしれません。
昔から紙が好きだったのに、紙でアクセサリーを作ろうと思ったときにはそれを意識していなかったんです。
機能的な面で紙を使おうと決めたわけですが、アクセサリーに加工するには手間がかかってしまう紙をわざわざ使おうと思ったのは、紙という素材に惚れ込んでいたからかもしれませんね。
今は家で過ごす時間が増えており、家でペーパークラフトや読書を楽しむご家庭も増えているのではないでしょうか。
紙質の違いなども楽しんでみてはいかがですか♪